今日は満を持して、Google Map(とその他のGoogle系のツールたち)について、使えそうな機能をいくつか書いてみようと思います。


以前紹介した二つのツールはこちらから。






  Google Mapぐらい知っとるわ

ですよね。ごめんなさい。


でも意外とマップ上の位置を調べる以外にも、あんまり知られてない使い方も一つくらいあるはずと信じているので、お付き合いくださいませ。


最初にお品書きを置いておきます。

1. 3D表示で地形の高低差が見れる
2. 前面道路が私道かどうかチェック
3. 地図上で隣家や駅までの距離を測る


  最初のひとしごと


前提としてまずGoogleマップで目当ての土地を調べようと思うと、正確な住所が必要。でも大体の場所しか表示されてない土地の方が多いですよねー。

(そら不動産屋さんも土地探してる人からお問い合わせ受けて、直接連絡取り始めたいとこですし)


なので最初のステップはまぁまぁ力技でその土地の場所特定から!ざっというとこんな感じでやってます。

大体の土地は5分もかからず見つけれます。ちょっとざっとすぎるかも?また画像入りで紹介してみようかな。

  • Google Mapで町名などを検索して、範囲を特定
  • マップビューで道路の位置関係から探す
  • 航空写真ビューで、空き地になってる場所探す
  • ストリートビューで周辺の建物の見え方で確認
  • 周辺施設からの距離情報で、場所を決める(算数みたいに)




  1. 3D表示で地形の高低差が見れる


3Dになると何より嬉しいのは、高低差が見れること!

さっと見たい分はGoogle Mapでも3D表示ができますが、Google Earthのアプリ入れて使った方が使いやすいし見やすいかも。


3D表示のやり方はPCかアプリかでも違いますが、iPhoneの場合は表示の選択の中に「3D」がありました。

3Dの表示を変えたい場合は、二本指でスワイプすると視点向きを変えれます。高低差みたい場合は、一番水平に近い視点にすると良いかな。


PCの場合は標準を航空写真の表示に変更すると、画面の右下に小さく3Dボタンがあるのでそちらから。Ctrlを押しながらスクロールすると視点が変わります。




土地の高低差チェック

よくあるパターンのひとつは、土地の周りの高低差/擁壁分がネックでお安く(そして売れないままに)なっている例。

土地の形も綺麗、広さも十分。道路もそんなに狭くない。相場くらいのお値段でこれはお値打ち・・?見つけると目がラブですわね。


でも調べてみると・・・

例えば下の画像、2Dでは分かりにくいんですが、3Dでグルグル回したらよく分かります。
赤枠の土地が売り出し中で、南は開けてますが青色丸の部分がおそらく3-4m前後の高低差になってます。今の擁壁がいつ作られて、いつやり直しをしないといけないのか・・。



いますぐには問題無くても、家を30年使っていくつもりなら結局家を建てる前に手を入れることになるかもです。ネット情報で見るかぎり高低差が2メートルを超えると一気に費用も嵩むそうな・・。まず数百万円以上になるのは間違いなさそです。


生活圏内の坂道

駅から徒歩7分の好立地。でも実はその間に地獄の急傾斜があるかもしれませぬ。

不動産情報に書いてある徒歩○分!は距離だけしか考えてないから、坂の有無なんかは実際にチェックするしかない。でもわざわざ現地行って歩けるかというと・・。はい。ネットでやりましょう。




道の高低含めた雰囲気知るのは、ストリートビューの方がわかりやすいかもしれません。でもストリートビューだと移動のたびにクリックが必要なので、駅と土地の間の経路見たい!とか長い距離を確認するときはMapの3DビューかGoogle Earthがおすすめです。




でも見慣れないとなかなか道に傾斜があるのかどうか、ちょっとわかりづらいかも。

見ながら視点をグルグル回すのと、全体的に土地が上がっている/下がっているエリアはどこかを意識すると良いです。


あとは道自体じゃなくて、道に面した建物部分の傾斜を意識してみるとわかりやすいです。

下の画像をどうぞ。赤の部分、斜めの三角になってますよね。道沿いに建っている家はそりゃ水平に建てられてて、家を水平にするために擁壁なんかがある場所は道が傾斜になっているところです。


ちょっと(いつも通り)長くなってしまいそうなので、前編はここまでにして後編で私道のチェックと距離の測定を紹介します。

特に距離の測定は、家を建てた後の日当たりの計算にも使えるのでおすすめ。またよければ見てみてください!