令和6年7月場所予想番付 | 三代目WEB桟敷

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力士分析などを行う相撲研究サイト「大相撲パラサイト」のブログです。

照富士

横綱

 

琴 櫻

大関

豊昇龍

 

大関

貴景勝

阿 炎

関脇

大の里

霧 島

関脇

 

大栄翔

小結

平戸海

明 生

前1

熱海富

御嶽海

湘南海

髙 安

豪ノ山

若元春

宇 良

隆の勝

琴勝峰

阿武咲

翔 猿

佐田海

王 鵬

金峰山

竜 電

欧勝馬

翠富士

玉 鷲

10

正 代

一山本

11

朝乃山

美ノ海

12

錦 木

北勝富

13

宝富士

若隆景

14

遠 藤

千翔馬

15

武将山

狼 雅

16

錦富士

 

17

 

幕内⇔十両

昇進 3〜6

◎ 遠藤、千代翔馬、若隆景

○ 武将山、輝、

△ 阿武剋

 

陥落 4〜5

◎ 剣翔、友風、水戸龍、尊富士

△ 時疾風

✗錦富士

 

 

<トピック>

 

カド番貴景勝、霧島大関復帰は?

二桁勝利の両関脇、大関へ足固め

大の里は在位2場所で昇進も?

 

 

 

 

<ポイント>

 

1 大関・関脇の東西

 霧島の大関陥落、小結大の里が12勝したので3大関、3関脇と、それぞれ奇数になりそうだ。3人目が置かれるのは東か西か。

  横綱も奇数で東に偏っているが、一人横綱の場合はなぜかノーカウントとしている場合もあり、3人目の大関を東から詰めるか西にしてバランスを取るかどうか、過去の例はどちらでもありうる。ただ直近は1人横綱の場合でも大関でバランスを取る例が続いているので、これに従い大関は西が2人、関脇は東が2人となると予想する。

 

2 三役昇進

2枚目9勝VS5枚目10勝

 両小結が空く。筆頭で11勝の大栄翔といえども、4関脇にしてまで上げないだろう(以前筆頭で優勝した時すら小結だった)から、東の小結が有力。残り1枠の西小結は、東2で9勝平戸海と西5で10勝の明生の比較だが、平戸海と予想する。

 これは類似例があり、令和3年9月に西2で9勝の霧馬山が、西4で10勝の大栄翔を抑えて小結残り1枠に滑り込んだ。今回よりも1.5枚番付差の小さい場合でも2枚目の9勝が優先されている。平成24年夏の妙義龍も東2で9勝だったが、東5の10勝、西6の11勝、西7の12勝で優勝した旭天鵬も抑えて昇進している。かなり強い星と考えて良い。

 

3   幕内昇進

入れ替えは5人か。東5枚目11勝vs東12枚目13勝 阿武剋1場所突破は厳しい?

 幕内の大敗と十両上位の大勝が多い。 昇進候補4,5番手は東2で9-6の武将山と東5で11-4の輝。これに東12で13-2の阿武剋も絡んでくるが、8枚目13勝の熱海富士よりも3枚目10勝、11枚目13勝の志摩ノ海より5枚目10勝が優先されて昇進しており、6番手か。

 陥落候補は、6枚目で全休の尊富士も含めて4人は堅いのだが、下に1枚半で6-9の時疾風は昇進候補も多いので時疾風は厳しい。下に4枚半で5-10の錦富士の方は、阿武剋の星がそれほど強くないので、近年の残留側優先傾向に沿えば幕内に留まる可能性が高そうだ。

 

 

4 小結全休

 朝乃山の落ち着きどころ

 小結で0勝の場合、翌場所の番付には大きなブレが出る。平成後半は3例続けて東の10枚目。令和4年の阿炎も西9枚目と相場が固まってきたかに思われたが、5年の若隆景は西12枚目まで落とされた。平成9年には武双山が6枚目で済んでいるが、4年には若花田が7枚目、巴冨士は13枚目と僅か2場所違いで大差がついた。昭和期は全て前頭一桁に留まっていた。

 今場所の予想だと10枚目前後は隙間なく詰まっていて、その密集の途切れる東13枚目であれば収まりが良いのだが、過去最低位タイに落とすのが良いのか、若干回りのバランスを崩してでも10枚目前後に留めるべきか。少しだけ上げて西11枚目にしておいた。

 これは完全に感覚。番付発表待ちである。