三代目WEB桟敷

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力士分析などを行う相撲研究サイト「大相撲パラサイト」のブログです。

上位陣は惨憺たる状況。

故障からの復活が期待された横綱大の里、大関安青錦は間に合わず、初めて初日から休場となった。安青錦は先場所中に負った右足の骨折の回復状況が懸念されていたが、けいこ中に左足首を負傷した。綱取り一転カド番となる場所だけに途中出場を期待されているが、もう序盤を終えてしまった。わずか3場所での陥落は不名誉だが、これまでの安定感を考えれば再昇進は十分可能。仮に来場所10勝できるまで回復しなくとも、霧島のようにもう一度好成績を続けて上がれるだろう。

 

優勝争いの中心だった2人が不在で、本命視されていたのは豊昇龍。悲願の横綱初優勝の好機到来かと思われたが、初日髙安にいいように取られ、投げに足が大きく開いたところで上から押さえ付けられた。幸い2週間のケガで済んだようだが、今場所のチャンスはフイ。早々と横綱不在となってしまった。殊勲の小結髙安もひょっとしてとファンが色めき立つ間もなく故障休場となった。

 

残る大関のうち、琴櫻は入門後初の連敗スタート。強い相撲で五分に戻したかと思いきや、一山本の突き押しに下がって再び黒星先行。優勝争いどころではない。

 

唯一頑張っているのが再大関となった霧島。下がることがあっても余裕があり、大関らしい相撲で5連勝。小結若隆景がスロースターターを返上して並走していたが、隆の勝のはたきにあっけなく落ちた。無傷で序盤を終えたのは、他に15枚目の琴栄峰だけ。

1敗力士も4枚目の中堅豪ノ山、6枚目の新鋭藤青雲。あとは下位の3人。
2敗にまで広げても、上位では藤ノ川と隆の勝だけだ。

 

実績からすると、霧島の独走か。優勝経験のある若隆景が食い下がるか。それとも大混戦の末、実績など関係ない下剋上となるか。
中盤戦次第でいかようにも変化していきそうだ。

 

連敗スタートから優勝した確率は0%ながら、両関脇にはそれを覆す活躍を期待したいところだ。