2021年4月19日発行・・・2022年3月16日読みました
認知症介護にとって、
まさに「知識は力なり」なのです
はじめに
・ 事前に「来る!」とわかっていれば、不思議と少し笑えます
笑えると、介護ってけっこうなんとかなるんです
第1章 ちょっと変な春【認知症予備軍 】
・ 早期認知障害MCI
・ 親の老いを受け入れて、さらりと笑うと、
不思議と腹が据わるのと同時に、
肩の力が抜けるのではないでしょうか
第2章 かなり不安な夏【初期・軽度 】
・ 家電を買い替えることで、
それまで患者さんが一人でできていた家事ができなくなり、
生活が立ち行かなくなることもあります
・ ただ、ひとつだけ、早めに買い替えてほしいのが「ガス台」です
・ 楽しい気持ちは、そばにいる人に移りますからね
介護者であるご家族も、楽しみをあきらめない
・ 認知症に限らず介護というのは、患者さんの配偶者さんか
実の親子関係にある方が主介護者になるのが理想です
第3章 困惑の秋【中期・中等度 】
・ 幻覚を見ている方に話を聞くときのポイントは、
「相手の話に関心を持って聞く」ということです
・ 「患者さんの面倒を一番看ることになるのはあなたですか?
だったらあなたはこの先、絶対に『お金盗ったでしょ』って
言われますからね」と必ずお伝えすることにしています
・ 認知症の信仰抑制薬を大きく分けると次の二種類
アクセル系の薬――アリセプト、レミニール、リバスタッチパッチ
ブレーキ系の薬――メマリー
・ 健康だったころの親御さんなら、
お子さんたちに苦労をかけてまで同居したいと考えたでしょうか
・ 認知症介護は、一人や二人では絶対に無理です
・ もの忘れが出てきた患者さん同士は、一人では無理でも、
二人ならなんとか暮らしていけることがあります
・ もちろん、ヘルパーさんなど、
外部の手を借りる前提ではありますが
第4章 決断の冬【末期・重度 】
・ ご家族としては、「本人のため」と思って、
心を鬼にしてデイに送り出してください
・ もし、「うちの親の食が進まず、
体重が極端に減ってきた」と感じるなら、
医師に「ラコール配合経腸用液」の処方を
お願いするといいでしょう
・ できるだけ面会に来ていただきたいのです
(施設に入所した場合)
・ 普段介護をしていないご家族や親戚が出していいのは・・・
そう、お金です!
・ その施設が
「看取り」までしてくれるかどうか確認してほしいのです
・ ご家族は「誰でも最後は必ず、食
事が摂れなくなって亡くなるのだ」
ということを、しっかり受け止めてください
・ 何もせずに、ただ見守るのが思いやりなのです
・ 現在の日本の医療では、
認知症患者さんの延命拒否が認められていません
・ 死を通して、当たり前の生を見せること
おわりに
・ 現在82歳
まだピンピンしていますが、
母も壮絶な介護人生を歩んだ人です
・ 「何としてでも、最後まで自宅で看る 」
そう強く思い込むご家族を見ると、
介護経験者であるうちの母なら何とアドバイスするだろう
もしも、母・節子なら・・・
ちょっと、アンタ!
なんで介護サービス使わんの!
今は、介護保険制度っていう、
とっても便利なサービスがあるんやらぁ?
やったら、おじいちゃん、おばあちゃんを
きっちり介護認定してもらって、
ちゃんとしたケアマネージャーさん、
つけてもらえばええでしょう。
認定が通ったら、
介護サービスは使えるだけジャンジャカ使う。
私だったらそれで、できる限りラクするわ。
それから、専門のお医者さんにも援けてもらう。
ほうしながら、うちで看れるところまでは頑張る。
看れんくなったら、
そんときは施設の人に援けてもらえばええでしょう。
・ ホントにその通り
それでいいと思います
それが、すごくいいと思うのです
≪箱入り嫁のつぶやき≫
目次を見ただけで興味津々でした。
母が認知症になる前に知っていたら、
もっと冷静に対処できたのにな。
先生の言葉に元気をもらい、
矢部 太郎さんのイラストでほんわか。
たくさんの人を救ってくれる本だと思いました。
長谷川先生のブログ
こちら➡転ばぬ先の杖
にほんブログ村
応援クリックが更新の励みになります
今日がよい日でありますように