ロビーから窓越しに見える悠然とした能舞台。
これが、あの『あさば』の能舞台か。
すごいな~というのが素直な感想。
『あさば』では、名だたる芸術家による能、狂言などの公演が催される「修善寺藝術紀行」が開催される特別な夜が時々あります。
ヘンリーがお泊りした10/27はそういう特別な夜でした。
能が見たくてその日に宿泊したのではなく、空室があったのがその日しかなかっただけです。
「修善寺藝術紀行」が開催される日の宿泊費は少々高くなります。
能舞台は夕食が終わった後の20時半から始まりました。
演目は平家物語で有名な小督局と高倉天皇の悲劇でした。
ヘンリーは能は鑑賞したことなく、全然興味なかったのですが、幽玄の世界に触れると心が洗われました。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ。
日本の古典芸能もこれからは、機会があれば鑑賞したいと思いました。