14日目で優勝を決めた大の里、初土俵から所要9場所、新入幕から5場所という史上最速での大関昇進が確実となりました。 

これまでの記録は、羽黒山、それに大の里と同じく幕下付け出しでデビューした豊山と雅山の12場所でした。
また、新入幕から所要5場所での大関昇進は、今の年6場所制が定着した昭和33年以降では昭和の大横綱・大鵬の所要6場所を抜いて最も早い記録となります。

 

まあ、当然ですね。圧倒的ですから。 ボクシングに例えて言うならKOの山を築いているわけなんです。 ここ最近の大関は、相手を圧倒する強さとか、その源泉となる型がありませんでした。 先場所までとの違いはやはり左の使い方でしょう。 このブログで何回書いたかわからないほど書いてきましたが、ようやく目に見える形で進化してくれました。課題もまだまだありますが、それは伸びしろもまだまだあるということなので、今後のさらなる飛躍が期待できます。