いよいよ大相撲5月場所が始まりました。 三役復帰の朝乃山と先場所優勝の尊富士が休場という残念なニュースはありましたが、それでも取り組み表を見て面白そうだなと思う取り組みがたくさんありました。

その5月場所は、横綱大関が全員敗れるというスタートとなりました。

 

 

初めての対戦では、簡単に上手を与えて投げ捨てられた大の里。 攻め方に工夫はあるのか? 一方の照ノ富士は、後退したときにどのくらい残す力があるのか?

大の里がもろ差しから寄って出て、すくい投げで勝ちました。 今日の大の里は左手もきちんと仕事をしていました。 

照ノ富士の小手投げに対してかいなを返すようにして突きつけていてよかったと思います。

 

豊昇龍は場所前の稽古も調子が良かったという話で、インタビューでも自信がありそうでしたが・・・

とにかく熱海富士の立ち合い・左上手の位置が良かった。 最後、腰をぶつけるようにして決めにいったところも良かったです。

 

琴櫻、四股名を変え、期するところがあったと思うのですが・・・

琴櫻は場所前に膝を痛めたようだという話がありましたが、それを裏付けるような内容でした。 いつもなら、柔らかく残すところだし、最近はそもそも押し込まれなくなってきていたのに。

 

最近は綱取りどころか大関の座を守れるのかどうかみたいなステージに入ってきてしまった貴景勝。

絶好調の貴景勝がとるような相撲を平戸海がとりました。 立ち合い、二の矢・三の矢と下からガンガン当たっていってよかったですね。 貴景勝は自分があの角度で当たることはあっても、当たられることは少ないのでやりにくかったのではないでしょうか。

 

霧島も首に痛みがあるとかで、コンディションが良くないという話でしたが・・・

 

優勝した場所でも豪ノ山には一方的にやられていたので、基本、苦手なんでしょうね。 立ち合い張ってまわしを取って動きを止めてしまえば、みたいな感じだったんだと思いますが、甘かったようです。