新入幕の尊富士が豪ノ山を押し倒しで破って優勝を決めました。 新入幕優勝は1914年夏場所の両国以来、110年ぶりの快挙。 初土俵から所要10場所での初優勝は史上最速(年6場所制)。

 

 

昨日の今日でこんな相撲が取れるとは・・・出場はしてくると思っていましたが、もっと痛々しい感じの取り組みを予想していました。 一日一番の集中力、素晴らしかったです。 おめでとう! いい意味で初々しさを感じない面構えでしたが、優勝を決めた後からの笑顔が印象的でした。

場所を通して立ち合いの角度、差し手、出足、技術、勝負勘、平常心、すべてよかったと思います。 運よく星を拾ったというよりも、圧倒的な勝利で積み上げた13勝は見事です。

十両の時もこんな感じで無双していましたが、幕内でここまでとは予想していませんでした。

一瞬の花火で終わらないように、ケガを治して来場所以降も頑張ってほしいと思います。 ケガさえなければ・・・という元有望力士をたくさん見てきました。

 

 

豊昇龍は尊富士・大の里両力士に土をつけて意地を見せました。

 

 

大の里は今場所に限らず土俵際で投げを食って逆転されることが多すぎますね。 特に豊昇龍などは絶対といっていいほど投げ技を仕掛けてくるのわかってるはずなんですけど。 

前に出る技術を認められての技能賞ということですが、正直技能らしい技能は見受けられません。

来場所以降の進化を楽しみにしています。