攻防ある激しい相撲が、三日目の土俵を盛り上げました。
盛り上がったのが栃ノ心―照強戦。 最初に吊ったのは169㌔の栃ノ心。幕内で最軽量111㌔の照強が、土俵に根を生やしたような格好で懸命にしのぐと、今度は照強が吊り。簡単には持ちあがらなかったものの、 栃ノ心の体がわずかに浮いたところを、肩に担ぐようにして揺さぶり、寄りたてました。
先場所の対戦で、照強は栃ノ心の吊りに敗れました。これがよほど悔しかったようで、今場所はそのお返し!。負けん気、力を出しきった応酬に、館内はやんやの拍手が沸き起こりました。
志摩ノ海-若元春戦も見ごたえありました。
知られるように若元春は、先場所優勝した若隆景の兄さん。初場所に入幕したばかりですが、めきめきと力をつけています。
重い腰の志摩ノ海戦相手に存分に動き回り、攻められてもしのぎ、最後はじりじりと出ながら左から突き落とし。
〝若隆景の兄さん〟より、〝相撲巧者若元春〟の名を存分にアピールしました。
強烈だったのが、玉鷲(たまわし)。阿武咲(おうのしょう)に押し込まれて後ろ向きにされ、1回転しながらも残して、最後は左からガツンと突き落とし。幕内最年長37歳とは思えぬ激しく、若々しい動きに大きな拍手が起こったのは当然です。
共通していたのは、ともに最後まであきらめず、粘りに粘った相撲だったこと。簡単にやられてたまるかという気迫、意地がぶつかり合いました。中堅どころのこの面白い相撲には、ワクワクしました。
一方、大関は、3人とも全滅!。最後まであきらめない相撲を、見習ったらどうですか!