観客の入場制限も解除されて幕を開けた名古屋場所。しかし、いきなり横綱照ノ富士が小結阿炎に逆転負け、大関陣は正代、貴景勝の2大関、注目の関脇二人が敗れるなど番狂わせ続出。波乱を予感させる出足となりました。
照ノ富士。強力な突っ張りをもつ阿炎の出足を止め、一気に押し込んだものの、土俵際で阿炎の捨て身のいなしで泳がされ、土俵を割りました。明らかに勝ち急ぎでした。
情けなかったのが正代、貴景勝の2大関。
正代は、琴ノ若の鋭い出足に思わず引いて墓穴を掘り、完敗。
立ち合い五分と見えた貴景勝は、このところ力をつけている霧馬山の寄りに歯が立ちませんでした。
場所前は久しぶりに出げいこが解禁され、番付上位の力士らと稽古ができたという喜びの声もあがりました。
この日、夏場所千秋楽に全員負け越しかと話題になった大関陣に注目しました。
貴景勝の勝ち越しで不名誉な記録は土俵際で何とかうっちゃったものの、彼らが名古屋場所でどう挽回してくるか。
貴景勝は数日出稽古に出かけ、正代の所属する時津風部屋には多くの力士が出稽古にきたというので、期待もしましたが、かないませんでした。
もちろん、出稽古解禁と言っても、その成果がすぐ出るわけではありません。初日の相撲を見る限り、期待は2日目以降に先延ばしです。
部屋でマイペースで稽古をしてきたという照ノ富士。昨年の名古屋場所、千秋楽の全勝対決で白鵬に敗れて悔しい思いをしました。それだけに、今年は何としてもと、期するものがあるようです。初日は勝ち急ぎましたが、本来の実力を発揮すれば、間違いなく優勝争いの一番手といえます。
ただ、膝のけがという爆弾を抱えています。厳しい暑さで疲れもたまりやすく、それが15日間にどう影響してくるか。
元大関朝乃山は6場所の出場停止処分が解けて、二日目に3段目の取り組みで再出発します。こちらも目が離せません。
持てる力を存分に発揮して、暑い名古屋でぜひ面白い相撲を見たい。相撲ファンの願いです。
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