おおらかな性格の力士と、神経質な力士がぶつかればどうなるか。
初日の大関貴景勝(たかけいしょう)と、小結逸ノ城(いちのじょう)の対戦をそんな目で見ていました。独断と偏見このうえない見方ですが、結果は、おおらかな逸ノ城が力強い相撲で大関を押し出しました。
大相撲秋場所が幕を開けました。先場所初優勝した逸ノ城の調子はどうか、復調の兆しを見せた貴景勝は?に注目しました。
貴景勝が思い切ってあたっていったものの、逸ノ城も踏み込んで、下から大関を押し込み、苦しくなって大関がいなしたところを、一気に押し出しました。
大関は場所前、復活した地方巡業で精力的に稽古をこなしたと聞いていますが、まだその成果を出し切れなかった感じです。
場所前のインタビューなどを聞いていると、性格の違いもあるかな、とも思いました。
このところ思うような結果が出ない大関陣に、相撲ファンは厳しい目を注いでいます。それを意識したように、貴景勝は「大関には優勝、また優勝争いしかない」。もうガチガチです。
一方の逸ノ城。「先場所は自分の相撲を取り切ることができた。大きな相撲を取ることができた」と振り返りました。ゆったりした口調から、おおらかな感じが伝わってきます。
日常的な行動や話を聞いていても、大関は相撲を極めんとばかりに、稽古から体づくりまで全神経を注いでいるようです。それが、動きを固くしているということはないのだろうか。前から気になっていました。
切った張った!の厳しい実力社会で、のんびりなどしていられないことは承知しています。それでも、気持ちに余裕がないと、動きがどうしても固くなるのではないか。
初日の相撲を見ながら、そんな理屈っぽいことを考えてしまいました。
貴景勝関、あなたは、突き押しという強力な技を身につけて大関まで駆け上がってきたのです。あまり考えこまず、のびのびと相撲を取ってみてはどうでしょうか。
▽
そのほかの大関、横綱は力のこもった、いい相撲でした。
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