9日目、若元春(わかもとはる)―北勝富士(ほくとふじ)戦に注目しました。前日、幕内勝ち越し第1号となり、波に乗る北勝富士か、このところめざましい力をつけている若隆景の兄、若元春か。
頭からガツンと当たり合った両者。若元春が先に押し込みますが、北勝富士も踏み込んで左、右からグイグイおっつけ。押し込んで、最後は右からたたきつけるように押し倒しました。
北勝富士はどんな相手でも奇襲も変化もせず、愚直なまでの真っ向勝負。持ち味はおっつけ。30歳になり、少々遅まきながら、この相撲がいま、全面開花しています。
今場所は初日から好取組が多くなっています。休場者が続出した名古屋場所とは、まるで様変わり。
要因は、やはり休場者が少ないこと、かもしれません。
また、十両の若手も熱い。幕内では、翠富士や翔猿、琴ノ若、宇良、玉鷲など若手、中堅、ベテランの相撲が連日土俵を沸かせています。
若手飛躍の相乗効果が無視できない気もします。
一方で上位陣の不振が気になります。
横綱、大関陣はこの日、総崩れしました。正代は負け越して、来場所5度目のカド番。貴景勝は尻から落ちて裏返し。場所前、〝大関として2けた以上(10勝)以上あげる〟と宣言した御嶽海は6敗目。カド番脱出も危うくなってきました。
膝の悪化が心配される横綱照ノ富士は、高安の迫力ある攻めについていけませんでした。
熱のこもった取組が繰り広げられる一方で、厳しい現実を浮き彫りにもした9日目です。
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