朝乃山が戻ってくる 近づく名古屋場所 | ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

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大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

           

 大相撲名古屋場所(7月10日初日)は、これまでなく話題の多い場所になりそうです。

 新型コロナウイルス対策に違反して6場所の出場停止処分を受けていた元大関朝乃山が、処分が解けて戻ってきます。1年間、本場所の舞台で相撲が取れなかったブランクをどう埋めてくるか。

 もともと天性ともいえる強さ、うまさを持っています。コロナ禍で苦労する力士、人々を尻目に深夜、飲食街を飲み歩いた元大関が、どんな顔をして復活してくるのか、注目します。

 

 この間禁止されてきた出稽古が、場所前、2年3か月ぶりに解禁されました。力士が少なかったり、関取のいない部屋の力士から「強い相手と稽古を積みたい」と切実な要望が出ていただけに、解禁の成果がどう表れるか、も見どころです。

 

 観客の制限もなくなります。

 相撲に限りませんが、観客の存在は力士に大きな影響を及ぼします。

 熱い相撲には大きな拍手が送られ、つまらない取り口にはブーイングも。それが力士を育てることにもつながってきました。

 コロナ禍にはまだ油断はできませんが、暑い名古屋で、観客の期待に応える熱い相撲をぜひ!

 

 相撲内容でいえば、有望力士が徹底して研究されています。

 春場所千秋楽、劇的な初優勝を遂げた若隆景(わかたかかげ)所属の荒汐(あらしお)部屋に、有力力士が続々出稽古に出向いてきました。

 関脇阿炎(あび)、元大関の高安、霧馬山らが連日のように通ったそうです。

 

 若隆景にとっては稽古相手が多彩になり、収穫も大きかったでしょう。一方で、出向いてきた相手もそれだけ研究しているということです。

 

 相撲界では昔から、勝てない相手の部屋に出向いてガンガン稽古を積む力士が少なくなかったそうです。そうした力士は、その後大きく伸びています。

 若隆景も、相手を上回る研究と稽古を積んでいかなければ、大関、横綱には簡単にはたどり着けない。本人もうかうかしていられません。

 

 名古屋場所初日の7月10日は、6月22日に公示された参議院選挙の投票日です。

 力士たちがどういう選択をするのか。興味あります。

 

 第二次世界大戦では、相撲部屋が集まった両国周辺が大空襲に遭い、少なからぬ先輩力士が犠牲になり、戦後は食うや食わずの苦労をしてきました。

 平和でこその大相撲。考え抜いた賢明な選択を、ぜひ。

 

  お詫び訂正

 6月9日付ブログで、新しい二所ノ関部屋のことを取り上げましたが、敷地面積表示でミスしてしまいました。1800㎡と書きましたが、正確には5900㎡余、1800坪でした。数字に弱いことを暴露してしまいした。ごめんなさい。お詫びします。

 

 

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