終盤、もっと熱い相撲を! | ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

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大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

 

 

            

 10日目に、今場所の勝ち越し力士が初めて出ました。隆の勝、一山本(いちやまもと)の二人です。

 

 北海道福島町の元公務員だった一山本は、対戦相手の琴勝峰の動きをよく見て、突いて、いなしてと、目まぐるしい相撲で突き出し。「しっかりあたれているのがよかった」と笑顔で、勝ち越し1号を振り返りました。

 

 隆の勝はここまで横綱、2大関を破るなど絶好調。相撲巧者の遠藤相手に突いて押して、左を差して一気の押し。物言いがついたものの、遠藤の足が一瞬早く土俵の外へ出ていました。

 優勝争いの先頭に立ちましたが、「意識せず1日1番という気持ちでやる」と、あくまでも冷静です。

 

 二人とも番付では平幕の力士。横綱、大関で勝ち越した力士は、まだいません。

 

 膝の状況が悪化していると言われる横綱照ノ富士をはじめ、それぞれの事情はあるにせよ、相撲界の看板力士の成績としては、あまりにも物足りない。

 

 先場所優勝の関脇若隆景も、この日で5勝5敗と、ようやく五分の星。

 この若隆景と優勝を争った高安は、大栄翔に敗れて10日目に早くも負け越し。場所前、「今場所は最も強くなっていると思う」と語り、期待されていただけに、この成績はまったくの予想外でした。

 

 各力士は終盤に入って、勝ち越しに向かって目の色が変わってきています。

 ただ、ファンが見たいのは、自身の勝ち越しにとどまらない、旋風を巻き起こすような迫力ある相撲です。

 横綱、大関は、その先頭に立つ責任があるんじゃないですか。

 

 「けっこう面白いじゃん」と、翌日、学校や仕事場で、若い人たちの間で話題になるような熱い相撲をぜひ!

 

 勝ったり負けたりでは盛り上がりようがありません。

 

 

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