プロ野球日本ハムの新庄剛志監督にとって、この成績は、どうってことないかもしれません。
4月6日時点で、日本ハムは2勝9敗。長いペナントレースですから、どうなるかはわかりませんが、開幕直後の成績で見れば、今期のV奪還はなかなか難しい気もします。
しかし新庄氏は、昨年暮れの就任会見で「優勝なんかめざしません」ときっぱり語っています。覚えていますよね。
それでいくと、これぐらいの負けは想定内?かもしれません。
ただ、パフォーマンスとは言っても、就任早々、優勝はないと言い切りますか。しかも契約は1年。
采配によほど自信があるか、それともこの際、話はでかい方がいいと打ち上げた花火か、どちらかだと思いました。
就任直後から、監督が主役になりすぎているのも、少し気になるところです。
6日のロッテ戦は、相手のエラーで2勝目が転がり込んできた時、新庄氏は「(立役者の)選手に取材して」と、自分は語らなかったそうですが、開幕前から、監督の自分が主役、みたいなパフォーマンスが続いてきました。
ま、話題づくり、観客を球場に集めるという点では、よくやっています。
ただ、プレーする主役は選手です。その選手の持ち味をどう引き出すか。監督の役割って、ただその一点じゃないですか。黒子でいい、地味でいい、毎日そこだけ考えればいいと思うのですが、古いですか。
今の新庄采配からは、どんな野球をしようとしているのか。どうも見えてきません。
就任直後のツイッターで新庄氏は「プロ野球の存在意義は、そこの町に住む人たちの暮らしがすこしだけ彩られたり、単調な生活を少しだけ豊かにすることに他ならない」と書きました。
選手の個性、持ち味を存分に引き出して、そこを目指してほしいと思っています。
ファンも、眼先の勝利だけでなく、せっかちになってはいけません。選手や野球を育てるのもファンの役割ですから。
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