5月場所初日、照ノ富士に挑んだ明生 | ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

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 横綱不在の5月場所初日、東前頭2枚目の明生(めいせい)が大関照ノ富士に挑みました。頭からがつーんとあたって右、左をねじこんだものの、照ノ富士に両腕を羽交い絞めにされて土俵を割りました(きめ出し)。力の差を見せつけられました。

 それでもめげる明生ではないはずです。

 彼が所属する立浪部屋は、茨城県つくばみらい市にあります。そこから両国の国技館まで往復2時間かかります。わずか1分前後の勝負のために、往復2時間です!

  以前、立浪部屋は両国駅のすぐそば、国技館まで歩いても5分というところにありました。それが一転、周りには相撲部屋もなく、出げいこなど一切できない土地へ。取り組み後、電車に乗り込んでも座れないことがあり、結構しんどいようです。

 しかし明生は、天空海(あくあ=空、海が広がる茨城県大洗町出身)や豊昇龍(ほうしょうりゅう=元横綱朝青龍の甥っ子)らと、徹底して部屋で稽古を積んできました。それは半端じゃない。それを証明したのが昨年7月場所の十両優勝決定戦でした。そこに明生ら立浪部屋の3力士が残ったのです。大相撲の歴史でもこんなことはめったにありません。感動しました(決定戦は明生が優勝)。

 部屋は夏場所後、都内の台東区に移るそうですが、さまざまな不便も逆手にとって、成長するきっかけにしてしまう。人生に無駄なことはない…。明生を見ていると励まされます。

 

 

 

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