土下座をしてまで許しを請う彼の姿を見て、心がほだされてしまった私は、
「未遂だったし、私のことを一番に想ってくれてるし、だからホストもやめてくれたし…」
と自分の中で許す理由を探して許してしまいました。
彼は、もう二度と私を傷つけないと約束してくれました。
その後、また平穏で、でもモヤモヤした日常が戻ってきました。
彼は私から別れを切り出した後、若干のメンヘラとなり、私のスマホを寝ているときに覗いたりするようになりました。
何もしていない私がそんなことをされる理不尽さにイライラしていました。
浮気は不治の病だと、そう思っていたはずなのにどうして許してしまったのだろう。
また彼は浮気をするんじゃないか。
人のことを疑うのは自分にやましいことがあるからなんじゃないか。
そんな思いが堂々巡りし、もしものことを考えて保健所の性病検査に行きました。
私は仕事をしているので、フリーターの彼が行ってくれればよかったのですが、
何度お願いしても「わかった~」と言って行ってくれる気配はありませんでした。
だから私が日曜日に検査の予約をして一人で行くことにしました。
私は婦人科に通っているため、自分が病気を持っていないことは知っていました。
もし私が病気になっていたとしたら、それは間違いなく彼のせい…。
嫌な予感が当たらないでくれと願いながら、結果を待ちました。
『感染の可能性があります。病院で治療を行ってください。』
ガツンと頭を殴られたような気分でした。
何度彼に裏切られれば済むのだろう。
そもそも、彼女が検査に行ってほしいとお願いしているのに行かないというのは思いやりがないのではないか。
あの時の浮気は未遂だったけど、そのほかにも浮気していたんだろうか。
大事にする、傷つけないというのはすべて口だけだったのだ。
そんな思いがドッと溢れ出し、プツンと何かが切れたようでした。
こんな思いをしてまで彼と一緒にいたとしても、この先幸せな未来は訪れないだろう。
決断の時でした。