バンドマンの彼に振り回された私は、穏やかな癒しを求めていました。

浮気をせず、程よく友人もいて、こじらせていない男性がいい。

そう思いながら出会いを求めるわけでもなく、仕事に励んでいました。

 

突然ですが、私の職場、年下の男性と関わることが多い場所です。

バンドマンの彼とも仕事の関係で知り合いました。

 

その中で、私が上京してきて今の仕事に就いてから、ずっとかわいいなと思っていた男性がおりました。

顔がものすごく可愛いのですが、話す機会もなかったので、日々の癒しとして目の保養とさせていただいておりました。

 

その彼、マスクが顔の半分を覆うような小顔なうえ、目が真ん丸で、身長は175センチくらいの細身でした。

子犬系男子に弱い私は、たまに彼を見かけると、拝むように日々の癒しにさせてもらっていたのです。

 

バンドマンの彼と別れてから、仕事で大きなイベントがあり、いろんな人と関わる機会がありました。

その日、超小顔な彼もいて、彼は積極的に私に話しかけてきてくれました。

この仕事に就いて早2年。彼とまともに話すのは初めてで驚きましたが、とてもうれしかったです。

 

その日、彼は一緒に写真を撮ろうと言って、その写真を送るので連絡先を教えてほしいと言ってきました。

とてもベタな方法ではありましたが、連絡先を聞かれたことがうれしかったので、その場で教えました。

 

2年間、目の保養として拝ませてもらっていた彼と急接近するなんて思っておらず、少し戸惑いつつ、彼ともっと話したいと思ってしまう私は面食いなんだなと自覚しました。