眠いので手短に書くことにする。黒門亭で落語観た後神保町へ。
神保町シアター「喜劇映画パラダイス」も佳境。本日は川島雄三監督「縞の背広の親分衆」である。
ちょっと前に池袋文芸座でもかけてたこの作品、’６１年の川島作品であるがまだＤＶＤ化はされてなかったと思う。出演は森繁、フランキー、淡島千景、団令子、桂小金治、藤間紫、渥美清ら。
任侠喜劇（？）なのであるがそこは川島雄三、オフビートな作風で非常に現代的に笑わせる。川島監督にしては全体的にさらっとした仕上がり。編集テンポもゆったりあっさりめで娯楽作品に徹したということんなんだろう。決してそれが駄目ということではなく、ほかに凄い作品が多過ぎて比べるとなるとであるが、もちろん及第点には来てると思う。
森繁も当然よいのだが、やはりフランキーがいい。ちょっとしたことやらせても上手く、それでいて嫌味がない。淡島千景もサイコー！個人的には「大番」の淡島千景が一番なのだが、今回みたいなヤクザの女房役もよかったな。不世出の女優だと思う。現代にこんないい女、どっかにいないもんかな。で、おそらく藤間紫であろう女優、これがまたキレイだった！昔の女優はきれいな人多いやねえ。
日曜ということもあってか劇場はほぼ満員。いい企画だもんな。
さ、残るノルマは「馬鹿まるだし」「男の泣きどころ」「人も歩けば」「現代インチキ物語・騙し屋」「運が良けりゃ」の５本とあいなった。明日から仕事が忙しくなる。なんとか合間縫って行けるといいなあ。