明け方また不思議な夢を見る。

噺家・桃月庵白酒師となんでかカナダで釣りをする夢。釣りは甚語楼師だろ。雪原にどういうわけかアザラシまでいた。カナダにいんのかアザラシ?へんな夢だった。


そう、昨日は仕事終りで白酒むふふ@国立演芸場。白酒師初の国立での独演会であった。


手紙無筆 / 春風亭朝呂久

船徳 / 桃月庵白酒

漫談 / ナオユキ

- 仲入り -

らくだ / 桃月庵白酒


満員であった。落ち着いて見てみると、国立演芸場ってキャパそんなに多くないんだな。先日のなかのZEROホールの方がでかかった。

前座は甚語楼師との二人会でもおなじみの朝呂久さん。まさか国立でも前座を勤めるとは想像してなかった。白酒師も甚語楼師もちゃんと面倒見てるんだね。

満員の客を前に朝呂久さんは堂々としてた。惜しまれるのは、もうちょいマイクのボリュームを上げて欲しかった。あまり頻繁に国立には来ないので気になったのだが、ここへんに響くね。声がへんに響いて非常に聴き取りづらかった。白酒師も同様に声が小さいところ、よくわからなかったのだ。とても残念。


白酒師、最初のマクラはさすがに前回の独演会より毒抑え目であった。それでもゲストのナオユキさんを、うまい前立腺マッサージのようだと紹介(笑)。唐突に言われ、会場の雰囲気とミスマッチすぎて大笑い。素晴らしいす。

噺は先日やった船徳ふたたび。ほんと面白いな。こないだより滑らかな分、今日はちょいライトな味わいであった。それでもところどころ既に改良されており、くすぐりどころも新しかった。さすがだね。

個人的には「若旦那~頑張ってえ~」と若いねーちゃんから黄色い声が飛んだあとの、若旦那のそれを凝視する「間」が先日のようにもうちょい長い方が面白かった。船徳、今やってる池袋でもかけてんだろうけど、また聴きたい噺だな。


続いて漫談はナオユキさんfrom大阪。白酒師紹介の通り、じわじわと来るタイプの漫談で、こりゃ癖になるかもな。「踏んだりけったりじゃなくて、本当は踏まれたりけられたりだろ」みたいな理屈っぽいが腑に落ちる話。初めてだったがおもしろいな~。マイクに近いのでよく聞こえストレスはなかった。


中入り後、最後の噺はなんと「らくだ」。師の「らくだ」は初めて聴いた。

見世物小屋のマクラだったのでてっきり「化け物使い」かなと構えていたら全然違ってた。なんてへんな噺!後半の酔っ払いだらけになるくだりは相当にサイケデリックだった。いいな「らくだ」。本当に白酒師は酔っ払いがうまい!

白酒師、今日は二席だった。初の国立。マクラの内容はチューニングすれど、別に構える風でもなく全然緊張してない、リラックスムードで軽い感じの落語会であったな。そう思うと「白酒ひとり」ってすげーな。

あっという間の3時間であった。


本日は三軒茶屋に移動。以前から気になってた焼き鳥(?)屋に行くも休み。もつ焼えびすさんに落ち着く。

初めてだったがここいいな。リーズナブルだしメニューも豊富。いつも混んでるのがわかるね。焼き物やってくれた貫禄ある店員さんが、なんと22歳とのことでびっくりして少し酔いが醒める。すごい貫禄だったなあ。

その後茶沢通りのバーでもう一杯。落語のあとの酒はやっぱ旨いなあ。

それにしても、なんだか落語のネタばかりのブログであるなあ。。。。。