本日は中野にあるなかのZEROホールにて三三独演会。19時半と勤め人には嬉しい開演時間。
余裕があったので中野駅を乗り越し西荻窪まで。坂本屋でカツ丼食ってから行こうという寸法。
が、なんと暫くの間お休みの張り紙。2ヶ月くらいとか。ショックのあまりはつね再訪。焼豚ワンタンメンを食べる。
同行する友人との待ち合わせ時間までちょっとあるので、久しぶりに中野ブロードウェイへ。ジョージ秋山「ドストエフスキーの犬」を求めてタコシェに入る。ジョージ氏の初単行本化となる70年代短篇集については後日書くことにする。ジョージ、やっぱり凄いすね。
友人は中野ブロードウェイ初めてとのこと。情報量の多さに驚いていた。そりゃそうだ。
会場のなかのZEROホールは500名以上を収容する大きなホールだった。それが完売ってんだから三三人気も本物だな。
蛇含草 / 春風亭一之輔
提灯屋 / 柳家三三
国定忠治 / 柳家三三
- 仲入り -
山崎屋 / 柳家三三
一之輔はサプライズ!開口一番にまさか一之輔登場とは思わなかった。ここんとこメキメキ頭角を現わしてる二ツ目さん。最近行った長崎のマクラはおもしろかった。白酒師じゃないけど一之輔の毒もキレがいいやね。
彼は若いのにいろんな根多を持っていていつも感心させられる。上に白酒師や三三師がいることをちゃんと意識して勉強してるのがよくわかる高座だった。ちゃ~んと餅が見えたな。
続いて三三登場。
師独特の歩き方はいつ見てもいいな。あれでもう三三師の世界に連れて行かれる気がする。
提灯屋は比較的さらっとした仕上がり。最早師に上手いと言ったところで仕方ない気もするのでことさら書かないが、次の国定忠治は素晴らしかった〈笑)。
提灯屋を終えても引っ込まず座ったまま軽く始める三三師。「弁当でも食べながら軽く聴いてください。」そう言ってから講談を始める三三師。話には聞いていたがホントに講談やるんだな。
で、初めて聴く国定忠治、とても弁当食べながら観るようなもんじゃなかった。三三師は本気で講談師になりたいんじゃないかと思うくらい熱入ってた。熱い三三。落語もいいけどこういうのも上手いんだな三三は。あ、上手いって言っちゃった。
中入り後の山崎屋は再び軽く。これも十二分にいいのだが国定忠治の後だから分が悪いかな。でもサゲのところはやはり素晴らしかった。品がいい。三三師には観るこちら側も無意識にかなりのレベルを要求してしまってるな。。。
会がハネてから定食屋で飯食って、バーBRICKで軽く呑む。
10年ぶりくらいかな。あまり変わってなくて嬉しい。トリハイ200円だって!
一緒に行った仲間たちも三三に圧倒されてる様子。師の話で閉店の12時まで呑むのだった。
日付変わって今日は甚語楼師初独演会。同じメンツで行く。落語熱冷め遣らぬ今日このごろである。