連続更新です。
さて、突然ですが、
楽器もこなしてしまうシンガーは
得意な楽器の特徴によって、
作り上げる楽曲のスタイルが随分と変わってくるのは
みなさんお気づきでしたでしょうか?
例えば、
Stevie Wonderの名曲“You Are The Sunshine Of My Life”の
あのコード感とスムースさはキーボーディストでなければ生み出せ得なかったモノだと思いますし、
イントロの印象的なギター・カッティングを中心に組み立てられる“Sparkle”も
山下達郎さんにライブでも自身でリズム・ギターを弾くほどの腕前があったからこそ生まれたものでしょう。
そして、今回紹介するヴォーカル兼キーボードのErik Taggの“Rendez-Vous”(77年)も
ご多分にもれずキーボードディストのアイディアがフンダンに盛り込まれている良盤です。
この人はきっと非常に知的な人なのでしょう。
いわゆる耳ざわりが良いだけのAORとは、一線を画している楽曲が揃っています。
イントロの小気味良いギターカッティングとフルートだけで、(フルートはErik自身!)
「フリーソウル」好きにはタマラないオープニング・ナンバーなど非常にいい例で、
サビの途中までは非常に心地の良いグルーブで進行していくのに、
いきなり拍子がかわってプログレのような展開になり、
それまで緩やかなグルーヴに心地良く身を任せていたリスナーをズッコケさせてくれたりします(笑)
全体的に使われている和音もかなり複雑なものが多く、
洗練されて都会的な雰囲気を醸し出す曲が多いです。
演奏陣ですが、David FosterやJeff Porcaro、Lee Ritenour等などの、
超大物ミュージシャンがクレジットに名を連ねた1stと比べると
参加ミュージシャンの面々は地味なのは否めませんが、
まとまっていて良いグルーヴが出せているのには好感が持てます。
ときたまセンスの良いコーラス入れてくる女性シンガーが特に良い仕事してます!
さて、しばしば彼はJohn Valentiと共に
Stevie Wonderから強い影響を受けた白人ミュージシャンとして語られることが多いようですが、
憧れを全く隠そうとしないどころかあからさまにマネしちゃうJohn Valentiよりも(それはそれで大好きですが)
影響は受けつつも自分のオリジナリティーもしっかりと打ち出している
Erik Taggの方が僕個人としては好きだったりします。
とても賢く繊細なミュージシャンが丁寧に作った感じがする良盤です。
未聴でしたら是非!ジャケットも大好きです♪







