「お前・・・いつの日にかの初心者くんじゃないか・・・ 覚えてるよ・・・君の事。」
俺に喋りかけてきた因縁の男。 向こうも覚えていたか。
「なんてったって君は俺が最初にkillした男だったからね。」
(マジかよ・・・ 俺が初めて倒された男が・・・初めて倒した男が俺だと・・・)
俺は小刀を構え、戦闘態勢に入る。 向こうはスナイパーを構えているため、下手に動けない。
俺は多くの武器から攻めパターンをいくつも考える。 俺はゆっくりとポケットからシール型爆弾を取り出す。
そして俺はいつものようにやられまいと防具を頭にゆっくりとつける。
隙を見せたら撃たれる。 その緊張感が俺の神経を研ぎ澄ます。
(あのライフルは多分スナイパー・・・友人のサバゲーマニアでこのゲームのプレイヤー曰く、5.56×45mm弾だと1秒に1000m近く行くんだとか行かないんだとか。)
俺は一歩後退する。 これで大体間合いは50m・・・つまりここに届くまで0.05秒くらい・・・
「よーい!!!」
叫ぶ。 と同時に向かいの男は引き金を引く。 その光景が見えるよりも早くに俺はしゃがむ。
頭上を弾丸が通過したのは、俺がひざを完全に曲げるよりも先のことだった。
俺はこのまま50mを駆け抜ける。 スナイパーライフルはセミオート・・・つまり単射なので次の発射までちょっと時間がかかるはず・・・
―浅はかだった。
あいつはもう一丁スナイパーライフルを持っていた。 そして・・・
それが目に入った瞬間に俺の右腕に弾丸が貫通する。 俺は小刀を落とした。
「うぐぅ・・・あああ!!!」
俺がうろたえる間にもう一発放たれる。 次は左ひざに当たる。
(マジかよッ また俺は負けるのかッ!!)
俺は痛みを抑え、歩き続ける。
(負けるかよっ!!)
俺は次に飛んできた弾丸は偶然防具に弾かれる。
俺は落とした小刀を拾いスナイパーに投げる。 そして小刀で相手の視界が遮られるまでに俺は距離を詰め、シール型爆弾をスナイパーの額に貼る。
小刀をライフルで弾いた彼。 俺の方に切り傷が入る。
「リベンジ・・・ッ!!」
後ろを振り返れば頭部の破裂したかつての因縁の男がウネリ声を上げて横たわる。 俺は・・・俺は勝ったのだ。
続く
