Days of Summer Clancy -4ページ目

いつでも前を向いていることって難しい。カーネギーの言うように、悩まないでいることも、難しい。人を変えることはできないし、自分を変えることだって、やっぱり、難しい。でも変わろうとすることはできるし、実際に、私は少しずつ少しずつ、変わってきたんだと思う。私は自分が今、20才(はたち)だったらどんなにいいかって思うけれど、でもそのときの自分を振り返ってみても、今私が経験していることを、今私がこなしているように、今の私の心で立ち向かうことができるとは思わない。私には、私の階段があるんだと思う。だけどやっぱり苦しい。私がはたちなら、お父さんも、お母さんも、まだまだ若くって、いつまでも一生、そこにいてくれるような気がするのに。おじいちゃんは癌で、亡くなったし、おばあちゃんは、おじいちゃんが去って、後を追ったし、もう一人のおじいちゃんは脳梗塞で亡くなったし、おばあちゃんは、胃癌で、逝ってしまった。みんな病気になるんだね。なんだか病院で死ぬのが、当たり前みたい。私は、お父さんにもお母さんにも、生きて生きて、生きて欲しい。最後の最後の、命の糸を、神様がひっぱって、戻ってきなさい、と、そう言うまで。力をつけないといけない。そこまでが果てしなく遠くに思えて、毎日が憤り。あせって、転んで、また、おいていかれそう。早く早く、辿り着きたい場所に、辿り着きたい。



時間は夜7時過ぎ。外はもう暗くなっていた。空港へつくと、Mに電話をした。彼は「ついた?」じゃあ今から行くね、と言って、電話が切れた。やってきたのはでも、Gだった。意外だった。彼は少し離れたところから、にこにこしながら近づいてきて、私が彼に気がつくと、「なんだー、驚かそうと思ったのに。」 と、冗談ぽく、言った。水に、流れたのかな。わからないけど、ほっとしたし、少しずつ減っていた私の傷つきdegreeが、マイナス30%になった気がした。


それで、彼が、僕たちはもっとずっとあっちにいるから、あっちに車を移動させようとなって車に乗り込んだ。でも空港は混んでいて、車をとめた場所は、バスonly、って書かれた場所で、困った。もうその先には車をとめるところがない。でも私は証明書を書いてもらわないといけないから、ここにとめるのは、ちょっと勇気がいる。ちゃんと駐車場に、とめに行こうか。


それでそんなことを考えて迷ってかたまっていると、そこへ意地悪そーーーーな警備員がやってきて、ここにとめちゃだめだ!と言った。でものんきなGは、でもほんのちょっとだから、と、言って、どうも無理やり了解を得たような、得ていないのに、空港の中に入っていこうと、しているような。私は、迷ってしまって、動けなくなって、そんなところへGが、早くしないと、って、ちょっといらいらした感じで、私に言った。私はもう、仕方ない、って、じゃあ、バスが来たら、車を移動させてね、と、車の鍵をGに渡して、Mを探しに、空港の中に入った。


Gは、ちょっとそうやっていらいらして言っちゃったことを後悔したのか、たんに性格なのかわからないけれど、Mが見つけられなくって、空港の入り口のそばできょろきょろする私に、またいつもの、優しい、ちょっといたずらな笑顔に戻って、おーい、左ね、左にいるからね、と言って、左の方を、あっちあっち、と、指さした。私はそれで、ああ、あっちね、と、歩きだしながら、Mに電話をした。そして遠くに、車の中においてあった、麦わらのカーボーイ・ハットを被ったMの後ろ姿を見つけた。 Mは、「Hey again」とか言いながら電話に出て、私は、「どこにいる?あ、いたいた」と言って、Mが、 「え?どこ?どこ?」 と、電話ごしに言っているのが聴こえたけれど、私は電話をきって、彼の後ろ姿に、声をかけた。


帽子をかぶった彼は、とっても、可愛らしかった。この人は背が高いから、私の中の彼の印象は、私を少し、見下ろす姿。私はそれで、えっと、まずね、車の登録の紙はどこにある?と聞いた。そうしたらMは、車の中だから、じゃあ車へ行こうっていうことになって、(じゃあ最初からお前さんがいらっしゃい)、これ、ちょっと、思い出せないんだけれど、Gが結局、私たちのところへ来たんだったか、とにかく私はMと、あの、バスonlyのって書かれたところにとまった車のところへ戻った。


するとちょうどそこへバスが来たので、車を移動させることになって、一番最初に2人を落とした場所へ行って、また車をとめて、証明書を、書いてもらいはじめたら、また、あの意地悪そうな警備員がきて、「ここへ車をずっととめていちゃだめだ。みんながとめられないだろう!」って…。でもあのさ、車はまわりに一台も、止まっていないじゃない。Mがそんなこと言いながらも、「じゃあどこへとめたらいいの?」 と聞くと、「駐車場に決まってるだろう」って。まぁね。そのとおり。


それで仕方なく車を移動させると、Mが、SCVって書いた駐車場へ車を入れようとして、「SCVって、なんだろうね。」なんて言っている。SCVって、なんだろう?私はちょっと心配になって、まわりをきょろきょろしちゃって、SCVのゲートの前に車をとめて、証明書を書こうとしながら「Hey、レイディ、ちょっと手伝ってよ。」っていうMに、「うん。でもあのね、私が駐車場代を払うからさ、車、駐車場にとめようよ。」って、言うと、ふぅ、もう、しょうがないなぁ、という感じで、Mは車をバックさせて、車を駐車場へ。みんなちょっと、疲れとあせりと、不安の、限界。


Mはサインをみながら車をはしらせて、ちゃんとした駐車場の場所を探すんだけれど、私も前の夜のあの事件で眠っていないし、ふぅ、深いとため息をつくと、Mが、「どうしたの?」と言うから、「なんでもない、なんでもないけど、ちょっと、ストレス。」と言うと、Mは、「そんな、ストレスを感じないで。ストレスを感じてるのは僕もなんだよ。飛行機のチケットがとれないんだ。マウンテンバイクもないんだ。問題なんだ。」って言った。本当だね。私が彼の立場だったら、本当に本当に心配して、こんな、証明書どころじゃないだろうなって思って、しかも彼は、1日12時間運転して、今朝ここへについたばっかりなんだ、って、思って「そうだね、本当にそうだね。それは心配だし、ストレスだよね。」と言ったあたりで、彼がやっと、ちゃんとした駐車場に入って車をとめた。



人が笑っていると安心する。Vが冗談を言って笑うと、Vが好きだなぁって思う。でもVとSがしゃべっていると、やっぱり問題問題問題の話し。あーああ、人は、問題について語るのが、好きだなぁ。これがあれがbullshitっていう話しより、あれやこれが本当にいいね!っていう話しが、私はしたいし、私は聞きたいな。これはアファメーションで、どうにかなるかなぁ。私の耳に届くのは、ポジティブな話し、ばかりです。



面接がきた。でも車があるかと言われて、どきっとした。車あるよ。南オーストラリアに、おいてきたけど。お金ばっかりなんでこんなにかかるんだろう。車がなくても働ける街ならいいのに。私、なんの仕事をしたらいいんだろう。車、、、、あるけど、、、、Mの車があるけど、でかいんだもん!この家のガレージは狭いんだもん!Mの車、、奇跡みたいに私のところにきたけど、運転するのが、心配なんだもん!私の奇跡は、なんでいつもこんなに、中途半端なんだろう。通勤で使うなら、保険会社にだって、言わないといけない。やっぱりあのときに、車も予約しちゃえばよかったんだって、後悔だ。あのときに予約をして、電車で車を持ってくるのが一番早くて一番安かったのに。どうしてどうしてどうして予約しなかったんだろう。ばかばかばかばかばかばか私のばか!どうやって、この地球を去るか、っていうことを、考えてみる。どうやったら、生きていけるか、考えてきたけど、私が死んだら、お父さんとお母さんは、うちのめされて、Nは泣いてくれるかな。この3つの涙だけは、本物だと思う。死んだら神様が、ものすごく、怒るような気がする。私がこっちで生きている時間を無駄にするより、ずっとずっと、怒りそう。



私の毎日は、ちょっとの不安からはじまっている気がする。アファメーションをしながら、私はかたすみにある不安も、感じる。でもきっと、変わっていくって信じることなんだと思う。体が heal するのに時間がいるみたいに、心の中も、人生も、heal するのに、きっと時間がいるんだと思う。毎日自分を好きと思ってゆっくりいこう。だめな自分も心から大切に想おう。好き好き好き、私。 笑今日もがんばっていこう。