大江大河1 1〜2話 | いもくりの上海備忘録

いもくりの上海備忘録

香港と台湾を共に食べ歩いた友人に送る上海食レポ画像のまとめ(2012年から約1年)。上海時代はすでに12年前・・記憶がおぼろになっており最近は直近の中国写真や自分のサラメシにおやつ、ほとんど出てこないけど中国語ネタとなっております。


开端を大盛況で観終わって
次、これです。

大江大河の第一部

以下、盛り上がりすぎて長いし
ネタバレしかないです


文革後(1977終了宣言)の1978年夏
背景は改革開放

貧しい(鎮)村のさらに山奥に住んでる
2人の兄弟 姉:云萍  弟:云辉
が大学に合格するとこから話はスタート。


全ての大学受験者は
身分や階級で差別されない
4つの近代化のために人材を選抜することは
我が国にとって永遠に最重要事項である

のはずだけど、
県?から出せる入学者には定員があるらしく、
県の下の鎮の革命委員会が、
入学に必要な審査資料を
上層部に出してくれない。
弟の云辉は県トップだったのに、
上から順番なら姉弟2人余裕なはず。
革命委員会と仰々しい名ですが
行政機関みたいなもんのよう
なるべく中国語のまんまの言い方にしてます

鎮にはまだ身分差別が残ってて、

お前俺より身分下のくせに
大学なんか行けるわけねえだろ
身分が上の俺にたてつくのか?

とかいうクズな、鎮の副幹部いたり、

云辉の父ちゃんは事を荒立てない

ことに尽力するだけだったり…

↑コレもこれで、場合によっちゃあ

大学への道が完全に閉ざされるからわかる


つまりは身分差別で大学に行けない。

父ちゃんは昔国民党で、
反革命の汚名があって、差別されてた。
クズな副幹部よりずっとずっと
人柄も考え方も良いのによ……

云辉の必死の頼み込みで

鎮トップが上に掛け合い、

この家から1人だけ、入学が許される。


反革命家庭のため

高校へは云辉が行けなかった。

だから今度は…と姉の云萍が

涙を堪えて入学辞退書を提出……!!


なのに!云辉の入学許可が全然届かん。


状況を訝しんだ云辉。

2人とも遅れるなんておかしい!!と。

そこで姉の辞退を知る。


あンのクソやろおどもが〜!

と云辉がブチギレ、

(↑話だいぶ意訳w)

父ちゃんにお前の身分が低いせいだ!!

委員会に確認に行く!!と大荒れて出ていく。


元々心臓悪そうな父ちゃん、倒れる。

暴走してたとはいえ、後悔する云辉。

そこに、云辉の入学許可が届く……

複雑な表情で、喜ぶ姉の云萍。


クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー


大学の寮に入るため

绿皮车に乗って長江を渡る云辉。

その表情がさ……😭



たいして道も舗装されてない山奥でさ、

労働委員会という草刈りとか収穫とか?

皆で協力して働くことだけしてた云辉が、

初めて鎮の外に出て、

先の先へと永遠に続く

海みたいな大河を見た時の表情…


これは現実か?

こんな広い世界があったんか……?

やっと、やっと勉強できる、大学へいける。

これから自分は、家族は、中国は変わるんだ…


このシーンだけで、

みるアジア入ってヨカッタよえーんえーんえーん


肩にかけてるの自分の荷物っすよ。

この時代っすよ。


これで序章なんで、

天安門事件もまだ先だし、

どっぷり浸かります。