私を従業員用かもしれないお宿に放り込んだ
当時の社長ですが、
実は嫌いでは全くありません。
むしろ、独自の判断基準を持っていて
それに沿って確実に行動し、
要望がハッキリしててわかりやすい。
ブレてないって言うのかな。
イラつきもありましたが、その苛立ちが尾を引くことはなかったです。
ちゃんと律儀かと思ったら
いきなり自己中で厳しく、
急に優しいなど、
良くも悪くも中国人と日本人の特徴をミックスした感じでした(笑)
ちなみ中国人女性です。
ちなみに中国人従業員に対しては、
かなりボロクソ言っていたようです。
そういう内容を言う時は、わざと?中国語になっておりました。
どんだけディスってたんだ....?(-_-;)
そして、この社長が言ったことで、
最も覚えている言葉があります。
『現地採用はイヤなんです。
たいした能力もないクセに、
給料だ、待遇だ、と要求だけは高い。』
どうか現採の方、気分を悪くなさらず...
現在、現採で働いておられる方に対する言葉ではもちろんありません。
「この社長が出会った、たぶん数人から十数人の現地採用」の方への、
「この社長だけが思う」1つの意見です。
あと現地採用は日本人に限らないかもです。
こんな考えなんで、徹底的に嫌う社員もいましたし、
人は集まらず、入ってきても定着率も悪かった。
私の前に1人辞め、同期も辞め、当時いた人は
今もう誰もいないと思います、たぶん。
私もケンカしました。
でも、裏がないと思えたので
嫌いとか憎いとか思ったことないです。
で、私はこの現採に対するイメージにグサっと来ましてね。
社長は中国人。中国のテキトーさがイヤで来日。
予想では80年代~90年代前半くらいに
日本に来たのではないでしょうか。
中国には戻りたくないです、と聞いたこともあります。
だもんで、中国人社員に対しては、
中国らしいテキトーさが目について
厳しかったのかもしれません......
社長とは呼んでいなかったので、Tさんと呼びます。
Tさんは、多少の訛りはありますが、
たった1人で会社を立ち上げるほどの日本語能力があります。
中国人コミュニティは壮大なので仲間はいたのかも
国家資格が必要な事業なので、
それに必要な試験ももちろん日本語。
日本人でも合格率が10%台らしい、かなり難しい試験です。
そして日本人や中国人を雇い、1人で複数の仕事を進め、
もうけを出せそうな場へ切り込み、あの手この手を考え
自分も中国へ出張したりして、
中国での事務所も持ち、事業の最終責任を負う。
もちろんコネもあるかもしれませんが、それも実力のうちで。
「人には言えないこともたくさんやった」
という、へっ・・・・・・・一体どんなこと・・・・
と、
これまた忘れられない意味深なセリフをきいてしまうとね。
"人に言えない"の定義もまた人それぞれですが....
この社長の現地採用観も、従業員用な疑いのあるお宿も
「うわっ、いじわるぅ~~サイアク~~~」
なんて簡単に片付けられないな....と思ってしまうのです。
部屋探しでも最終確認では社長の助けを借りました。
社員に仕事をさせるんだから当然、
というか部屋ぐらい用意しないの
と思うのが普通かもしれません。
最近よく聞く「ブラック」なのかもしれません。
ちなみに自分はそう思いませんでした。
そこは社長の言うことを要約すると、
「そこに入り仕事をする能力あり、責任を負っているからこその待遇」
ここから、「なのに現地採用の多くは....」
というさっきの現地採用観に繋がります。
確かにこの会社、業界未経験でも中国語話せなくても採用されますのでね。
あ、Tさんは現地採用の話を出して、
私に対して待遇でごちゃごちゃいうな、
と暗に言ったのではないです。念の為。
私は1度は海外に住んでみたかったので、
めんどくせーと思うぐらいで、家探し&びっくりお宿もけっこう面白かった
あ、もちろんビザや飛行機代は会社持ちです。最安のビザですが(笑)
飛行機はCAかANAを選択できたもちろんANA
そういやこれが人生初のANAだったかも。
長くなりそうなんで、続きます