『タダイマトビラ』 | ま、今日も気ままにいきましょ。

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タダイマトビラ/村田 沙耶香
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ずっと読もうと思っていて、やっと読めた。


一言で言うと、「愛がない家族」の話。



主人公は、小学生の頃から「カゾクヨナニー」という部屋のカーテンに包まれる行為で、家族愛を代わりに感じている。


最初読んだ時にこの意味がよくわからなくて、別の行為の意味で考えて「…」となってしまった。


普通と違う、という意識を持って読むことが大事。



主人公がだんだんと大人になっていく過程も描かれて、「ちょっと変わった成長物語かな」と思いきや、ラストはかなりファンタジーだった。


「元の世界に戻る」がラストのキーワードなんだろうか。


読み終わった今も、このあたりの解釈は完全にできていない。


ただ、「タイトルとはつながっているな」と納得できたところもあり。



不思議な設定が多いけれど、さらさらーっと読めたのがよかった。


他の作品も読んでみたいと思う。