松永和紀氏の著書「お母さんのための食の安全教室」より

 

■無塩せきハム・ソーセージ

 

無塩せきとは、肉を塩などに漬け込む時に

発色剤を使わない方法。

 

以前、発色剤として使われる亜硝酸塩が

発がん物質を作り出すと危険視され

生協が使用を禁止していた。

 

しかし、野菜にはもともと硝酸が多く含まれており、その量は

ハム・ソーセージに発色剤として使われている量より多い。

 

また、「発色剤不使用」をうたうために

発色剤の代わりに岩塩を使うメーカーも出て来たが、

岩塩にも亜硝酸塩は含まれている。

 

さらに、亜硝酸塩はボツリヌス菌食中毒を防ぐ効果もある

とのこと。

 

■保存料無添加おにぎり

 

保存料の代わりに

PH調整剤や「日持ち向上剤」で保存性を上げているだけ。

これらは、保存料よりは菌を抑える力が弱いので

複数を組み合わせて使っており、

使用量はむしろ増えているのだとか…

 

 

「なんとなく安全そう」「体に良さそう」という

イメージに惑わされてはいけませんね…。