ちょっと重い話になるかもしれません。
いわた書店さんの一万円選書に当選し、
その中からまた1冊読み終えたのですが…
死というものに、
思いっきり向き合わされた1冊でした。
読んでいてすごく苦しかったけど、
その分考えさせられたことや気づけたことがめちゃめちゃ大きかったです。
ぜひ、シェアしたいと思ってブログに書きました。
僕たちは「その日」に向かって生きてきた——。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか……。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。
これまた自分じゃ選ばない本ですね(^^;)
死にまつわる話なんて、重いし悲しいし…。
でも、いわた書店の社長さんが、
私の経歴を見てこの本がいいと言って下さるんだから、
何かあるんだろうと思って読み始めたら、
一気に読んでしまいました。
そして号泣…！
短編小説が７つ収録されていて、
子育て中の私には嬉しい読みやすさでした。
各ストーリーは独立したものですが、
登場人物がストーリーをまたいで出てきたり、
その後のストーリーが別のストーリーで描かれていたりと、
1冊を通してまとまりがあって面白い構成でした。
リアルに感じさせてくれる本
どのストーリーも基本的に誰かが癌になるというものでした。
ヘビー…！
岩田社長、何でこんな重たいの選んだの？
って読みながら憂いていたのですが、
うん、読み終わってから、
なんか伝えたいことが分かったかもしれない。
余命宣告されたら、
会いたい人に会って、
身の周りの整理をして、
思う存分大切な人との時間を味わおうとしますよね。
それって、
余命宣告されなくたって、本来やるべきことなんだよな、
って思いました。
病気にならなくたって、
いつかはみんな最期の日を迎えます。
わかっちゃいるけど、
まだ30代だし、今を生きることに精一杯で、
死ぬための準備なんて自分には無関係だと思っていました。
この小説を通じて、
余命宣告された人の気持ちや身辺整理を疑似体験することで、
自分の人生が限りあるものだってことをリアルに感じられました。
読み終わって、
自分が健康であること、
家族が健康であること、
毎日穏やかに過ごせることが、
ものすごくありがたく感じました。
もしかしたら、
２，３年前の苦しんでいた私が読んでたら、もっと良かったかもしれません。
もし今モンモン期だったり辛い時期を過ごしてたりっていう方は、
読んでみられるといいかもしれません。
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その日のまえに (文春文庫)
756円
Amazon |
私も含め、
みんなが生きていることをめいっぱい楽しんで
毎日を大切に過ごしていけますように。
それでは最後に私の幸せシェアを。
8/28の幸せ
ゴーフルを食べた。もう本当に美味しくて幸せになる。値段以上の価値！
娘と一緒にお昼寝。せっかくの自由時間がなくなったけど、めちゃくちゃ気持ちよかった。
雨の中、旦那さんのヨーグルトを買いにスーパーへ。愛の気持ち。
梨が安かった！やったー！
娘がお茶を飲んでむせたから背中をトントンしてあげたら、自分でもやろうとして背中に手が届かず後頭部をトントンしていた。可愛かった！
フルートを吹いた。楽しかった。
娘といっぱい遊んだ。幸せで満腹。
娘の歯の生え始めた写真が撮れた。
娘がスムーズに寝てくれた。旦那さんが飲み会で一人、自由時間が持てた。家族との時間が一番好きだけど、たまの一人時間って超幸せ！
旦那さんが帰って来てからおしゃべりタイムを楽しんだ。面白い話いっぱいした。
お読みいただきありがとうございます。
大本絢子
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