書道7段・和洋カリグラファーのあや子です
↑今日のブログ内容に合わせて突然肩書きを追加してみました(笑)
昨日、春分の日に旦那さんと博物館デートに行ってきました。
今、九州国立博物館で開催中の、
書道に馴染みのない方は、
王羲之をご存知ないかもしれません。
王羲之は、今から約1700年前に生きた中国人で、書道の達人です。
現代の漢字のお手本の元になっていると言っても過言ではないくらい、
後世まで多くの人がその字を模範としてきました。
↓これがその王羲之の字(複製)
九州国立博物館HPより画像をお借りしました。
こんなこと書いたら怒られるけど、
私は別に王羲之のファンではありません(^^;
ただ、手書き文字のあたたかさを伝える活動をしたいと思っているので、
その歴史を見ておかねば、との思いで行ってきました。
むしろ、行きたがったのは旦那さんの方です。
高校の時に選択科目で書道を学び、
王羲之やその他の書の偉人達について前知識がありました。
彼にとっては、王羲之の書が見られるのは大事件だったようです。
博物館が大変な混雑になっているに違いない!
なんて心配していました。
実際の会場はというと
はい。
ちなみに、鳥獣戯画や阿修羅像など、
本当に(笑)人気のある展示の時は、
会場の外まで入場待ちの列が続き、入るまで数時間、
入ってからお目当ての展示までまた1時間ほど待ちました。
話は展示内容に戻りまして。
もしかしてもう王羲之の読み方忘れました?
おうぎし、です。
(私は読み仮名が最初にしかないと後半もう思い出せないタイプ)
で、王羲之おうぎし以外の書の偉人達についても展示があり、
ひらがなのなめらかさや、
筆使いの美しさなど、
手書き文字の芸術を楽しんできました!
私の感じたことを3点、書かせていただきますね。
まず、文字が書かれた紙。
下の写真は「元永本古今和歌集」です。
(展示されていたページとは異なります)
金箔の入った豪華な紙に美しい文字で歌が書かれています。
ページを開くたび、違う装飾で美しい一冊です。
で、思ったのは、
画像はWikipedia よりお借りしました。
ってこと。
私も紙モノにめっぽう弱くて、
綺麗な紙でお手紙書くのが大好き♡
昔の人もキラキラの紙に書いて製本してるし、
変わってないやーん!って思いました( ´∀`)
2つ目は、ひらがなは縦書きでこそ美しい、ということ。
今は横書きがメインですが、
昔ながらの縦書きの方が、
ゆらゆらと線が繋がって美しいのです。
さて最後に。