松窪一人の一人言

松窪一人の一人言

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ソアヴェ地区でも最高峰のワイン生産者と知られるロベルト・アンセルミ。彼の作るワインはもちろんソアヴェを名乗れるエリアで生産されていますがソアヴェの表記はありません。
1999年にDOCを名乗る事をやめてしまいました。少しワインに詳しい人にはソアヴェの印象はあまり良いものでないかもしれません。軽くて爽やか(悪い様に言ってしまえば薄っぺらい)ワインを大量生産しているエリアのイメージすらあります。元々のソアヴェのエリア(丘陵地にあり現在ではソアヴェ・クラシコ)は1700ヘクタール。第二次大戦後にアメリカで起きたイタリアワインブームで増えに増えた需要を賄う為に7000ヘクタールもの広大なエリア(主に平地)がソアヴェを名乗る事を可能になりました(売上の最盛期にはDOCワインとしてキャンティを超えることも)。その結果(間かなり端折りますが)、質の良くないワインも散見される事となりました(昔からのソアヴェエリアは拡大エリアと区別する為にクラシコがつきました、因みに同じ様な事が起きたシャブリでは拡大エリアにPetitがついてます)。
アンセルミはこの様な状況に対抗すべく多すぎる収穫量を減らし凝縮感のあるブドウからワインを作りました。
出来上がるワインの質は高くガンベロロッソでトレ・ビッキエーリを8年連続で獲得など高い評価を得ました。
あまりのワインの出来に典型的なソアヴェではないとの事である年にソアヴェの認証を外されるという事態に(アンセルミをソアヴェとすると他のソアヴェがソアヴェでなくなってしまうくらい味の密度が違う)。
結果、最初の通りソアヴェを名乗る事をやめてしまいました。
アンセルミにはカピテル・フォスカリーノというキュヴェがありますがそのフォスカリーノはローマ時代にもブドウ栽培がされていたという評価の高いソアヴェを代表する畑(それでもソアヴェ表記なしです)。こちらを飲めば(値段が良くあるソアヴェでなくなってきますが)ソアヴェの凄みを体験できるはず。
長々と書きましたが一番書きたかったのはロベルトの娘リサの婿の名前がソアヴェだったとインポーターの方に聞いた事です。