突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院です。





難聴は、聴力の低下を伴う状態で、その程度によって軽度難聴~重度難聴にまで分類されます。



図引用 https://www.nihonkohden.co.jp/ippan/audio/hearing.html







音というのは振動です。振動が鼓膜を震わせ、内耳で振動を電気信号に変換し、脳で受信して音として認識する。





この一連の仕組みのどこかに異常が起きていることによって難聴となりますが、その異常個所がどこにあるかによって難聴は伝音性難聴と感音性難聴の二つに分類されます。





図引用 http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/200910/homeclinic.html





伝音性難聴は、音波の通路である外耳か中耳に障害が起きていることによる難聴です。



その原因はいろいろありますが、サウナもその原因の一つとなりえます。







サウナそのものが伝音性難聴を起こすわけではなく、サウナの入り方に問題があります。





一般的にサウナに入るとき、サウナで温まった体を冷水風呂で一気に冷まします。そしてまたサウナに入って、冷水風呂で冷やす。





サウナが大好きな人というのは、この一連の行動を長年にわたって繰り返します。







人体にとって冷気は侵害刺激ですから、長期間冷気が体に加わると、体は防御しようとします。





サウナで温まって、すぐに冷水による冷気を浴びる。



その侵害刺激である冷気から身体を守る方法の一つとして、耳の穴を骨や軟部組織で塞ぐということを体はします。







俗にサーファーズイヤーと呼ばれますが、冷気の侵入を防ぐために外耳道を軟骨で閉鎖せる防御行為を行います。





長年にわたって冷気にさらされると、徐々に外耳道を閉鎖する。





その原因として、サウナの冷水があります。







ですから、サウナそのものが伝音性難聴となるわけではありませんが、サウナの冷水を長年にわたって繰り返すことで外耳道閉鎖という伝音性難聴を招くこともあるというのは、知っておくべきです。








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