この記事は、サーバーやドメインを移したいと考えていて、業者に頼もうとしている事業者の方に向けて書いています。

「移す」は 4 つの意味で使われる

「ドメインを移す」は、サーバー(サイトの置き場)・DNS の置き場・ドメインの管理会社・ドメイン名そのもの、のどれを指しても使われます。DNS は、ドメイン名と、サイトやメールの行き先を結ぶ台帳です。どれを移すかで、引き継ぐものが違います。

自社のドメインで数えた

当方は、自社のドメインの DNS の記録を、管理画面の書き出しから数えました(2026-10-01)。12 本のうち、サイトの記録は 2 本だけで、残りはメールの受信 5 本・送信 4 本・検索のサービスへの持ち主の確認 1 本でした。当方はメールをサイトと別のサービスに置いています。

  • サーバーだけを移す(サイトの記録の行き先を書き換える): サイト以外で引き継ぎが要る記録は 0 本
  • DNS の置き場を移す: サイト以外で引き継ぎが要る記録は 10 本(メールの受け口が無くなると届かない・認証の記録が無くなると迷惑扱いされやすい など)

ただし、メールがサイトと同じサーバーにあるなら、サーバーだけを移しても 0 本にはなりません。メールの箱も一緒に移すかを、旧サーバーを止める前に決めます。

もう 1 つ、記録を写すだけでは続かないものがありました。当方のメールの受信 5 本は、DNS の会社(Cloudflare)のメールの転送のもので、Cloudflare の DNS を使っていることが前提です。DNS の置き場を移すなら、記録の作り直しとは別に、メールの移し先を決めます。

12 本のうち 5 本は、名前を知らないと外から一覧にできない記録でした。外から写した控えでは足りません。そのうえ、サイトの 2 本は、外から引くと別の形(番地)に見えました。外から写した控えで作り直すと、元とは違う記録になります。

頼む前に確かめる 5 つ

その前に、何を移すのか(サーバー/DNS の置き場/管理会社/ドメイン名)を決めます。

  1. ドメインの持ち主・次の更新日・管理画面の場所(ドメインの管理会社の管理画面で見る)
  2. DNS の記録を、管理画面の書き出しで全部控える
  3. メールがどこで動いているか(サイトと同じサーバーか、別のサービスか)
  4. 切り替えの日取り(止まってよい時間)
  5. URL が変わるか(ドメイン名を変えるなら、サイトの中の URL の置き換え・メールアドレスの変更・古い URL からの転送も要る)

それでも言えないこと

  • 自社のドメイン 1 つの結果です。ほかのサーバー会社の画面では確かめていません
  • 「止まる」「届かない」は記録の用途と公式の説明から読んだもので、記録を実際に消して確かめてはいません

全文は本家に

移し方ごとの表・外から写すと形が変わる記録・頼むときに用意するものは、本家の記事にまとめています。DNS の書き出しを貼ると、記録ごとに用途の候補と、移し方ごとに作り直し・確かめが要るかを並べ、業者へ渡す依頼文を作る道具も、その頁で試せます(どこにも送らず、業者へ渡す版は TXT などの値を伏せます)。

サーバーやドメインを移したい。頼む前に確かめる 5 つ

Sumitsuke は、事業者の方(法人・個人事業主)から、ホームページやシステムの点検と修理を納品型で受けています。移す前の控えと点検だけ頼めます(移す作業そのものは受けていません)。

点検と修理の内容と料金