この記事は、外注先に作ってもらったサイトやシステムがあって、その外注先と連絡が取れなくなった事業者の方に向けて書いています。
自分のサイトの持ち物を数えてみた
外注先が返信しなくなったとき、最初にやることは、直すことでも作り直すことでもなく、手元に何があるかを数えることです。
口で言うのは簡単なので、当方のサイト(sumitsuke.jp)で実際に数えました。数えた元は、設定したときの記録(2026 年 9 月 12〜18 日)です。
結果は次のとおりです。
- 動かすのに使っているサービスは 8 つ。ドメインの登録・DNS(住所録)・公開の場所・コードの置き場・メールの受け取り・フォームのメール送信・検索の登録・アクセスの計測
- ログインするアカウントは 6 つ
- そのうち 1 つのアカウントに、4 つのサービスが乗っていました(DNS・公開の場所・メールの受け取り・計測)
- 保存したあとに画面で読み返せない鍵が 2 つありました(フォームのメール送信に使う鍵と、差出人の設定に使う鍵)。手元にも控えが無ければ、発行元のサービスで再発行することになります
当方は全部を自分の名義で作っているので、どれも自分で確かめられます。ここが外注先の名義だったら、と考えると、分け方が見えてきます。
3 つの箱に分ける
サービスごとに、次の 3 つを分けて考えます。1 つのサービスの中に、3 つが混ざっているからです。
- コード: ファイル一式、コードの置き場を自分で開けるか
- 設定と鍵: 設定・API キー・パスワードを自分で見られるか、変えられるか
- 名義と契約: 契約と請求が自分の名義か、管理画面に自分で入れるか
数えてみて分かったことが 2 つあります。
1 つ目。1 つのアカウントに、いくつものサービスが乗っていることがあります。当方の場合は 4 つでした。そのアカウントが外注先のものなら、入れなくなったときに 4 つまとめて自分では触れなくなります。
2 つ目。鍵は「見せてもらう」ものではなく「再発行する」もののことがある、ということです。管理画面で読み返せず、手元にも控えが無い方式の鍵は、外注先に頼んでも出てこないことがあります。その場合に要るのは、鍵そのものより、発行元のサービスに自分で入れることです。
急ぐのは「名義と契約」
名義や更新を自分で管理できないサービスは、使い続けられなくなることがあります。サーバーやドメインなら、契約が切れた時点で止まります。連絡が取れないうちは、いつ切れるかも分かりません。3 つの箱のうち、先に確かめるのは名義と契約です。請求書・契約書・届くメールから、名義と次の更新日を探し、管理画面に自分で入れるかを見ます。
本家の読み物の下に、サービス名を 1 行ずつ貼ると 3 つの箱に広げて数える画面を置きました。ブラウザの中だけで数え、どこにも送りません。「取り戻せる」「作り直しが要る」とは判定しません。そこは名義・規約・中身を見ないと言えないためです。
全文は本家に
3 つの箱の書き方、診断で分かること、依頼の前に用意するもの(と送らないもの)は、本家の記事にまとめています。
Sumitsuke は、事業者の方(法人・個人事業主)から、引き継いだシステムの点検と修理を納品型で受けています。