この記事は、自社のホームページが遅いと言われた、または「速くします」と提案されて、何をもって速くなったと言えるのか知りたい事業者の方に向けて書いています。
「軽くなった」と「速くなった」は別の話
当方のサイトで、表示を軽くする直しをまとめて入れました。画像を軽い形式にする、文字の元になるデータを必要な字だけに絞る、などです。
直す前と後を同じパソコンの中に並べて建て、表示の速さを測る道具(Lighthouse)で、3 ページ × 5 回ずつ、交互に測りました(合計 30 回)。
- 読み込むデータの量(転送量)は、ページによって 81〜257 KiB 減りました
- いちばん大きな部分が表示されるまでの時間(模擬の値)は、0.45〜1.35 秒縮みました
- 表示の途中で中身がずれる度合いは、前も後も 0 で、変わりませんでした
ここで大事なのは、転送量と速さを別々に測ったことです。「データが減ったから速くなったはず」は、それだけでは証拠になりません。今回は、速さも別に測って、縮んだことを確かめました。
それでも言えないこと
測った結果から、言えないことも書いておきます。
- どの直しが何秒効いたかは分けられませんでした。まとめて入れたためです
- 測ったのは、手元のパソコンでの模擬の値です。実際の回線で、お客様の手元で速くなったかは、別に測る必要があります
- 表示の途中のずれは、直す前から 0 だったので、「ずれが減った」とは言えません
「速くして」と頼む前・受け取るときに
- どのページの、何が遅いかを決める。 最初の表示か、ボタンを押した後か、特定のページか
- 直す前の数字を残しておく。 Google の PageSpeed Insights などで、同じ URL・同じ種類(スマホ/パソコン)を数回測って控えます。1 回だけの数字では決めません。直した直後に比べるなら、その場で測った「模擬」の側を見ます(実際の利用者の値は、過去 28 日の集計です)
- 「軽くしました」ではなく、同じ条件で測った前後の数字で受け取る。 転送量と速さを別々に見ます
依頼するなら、受け取るもの: 同じ条件で数回ずつ測った、直す前と後の値(転送量と速さを別の列で)。
全文は本家に
「遅い」を 4 つの場所に分ける考え方、自分で測れること、点検で分かることは、本家の記事にまとめています。
Sumitsuke は、事業者の方(法人・個人事業主)から、ホームページやシステムの点検と修理を納品型で受けています。