11月1~3日の連休は、
紅葉を求めて軽井沢でキャンプを計画した。
紅葉は軽井沢エリアも良いのだが、
ひょっとしたら時期が遅いかもしれないという不安があった。
そこで、
群馬と長野の境に位置する碓氷峠歩けば、
峠のどこかで紅葉のピークを楽しむことができる筈、
という企画を思いついた。
わたしの記憶の中の碓氷峠と言えば、
20代の頃に徹夜で運転してスキー場を目指している途中の
鬼門(渋滞の名所)であった。
【碓氷峠に関する考察】
そんな懐かしい碓氷峠、
調べてみると何本ものルートがある。
できた順に書くと(多少間違っているかも…)
1.旧中山道
2.和宮道(一部廃道?)
3.御幸道(廃道)
4.上越線(廃線)
5.旧国道18号
6.もみじ道(廃道)
7.国道18号
8.上信越自動車道
9.長野新幹線
10.アプト道
時代の変遷によって
置き換えられたルートもあるが、
一つの峠にこれだけのルートが作られたのは日本屈指かな?
まずはひとつづつ紐解いてみた。
1.旧中山道
坂本宿~追分宿を結ぶ街道である。
江戸時代に整備された道が現在もハイキングコースに
なっているので歩くことができる。
2.和宮道
1861年に和宮が江戸に嫁ぐために作られた道。
旧中山道があまりに険しいために新しいルートを造ったされる道。
現在は、その名を冠した道が残っている部分もあるが廃道になって
いる部分もあるが、情報が色々あって判然としない。
3.御幸道
1878年に明治天皇が通られために造られたとされる道。
上記の和宮道と一部同じ道のようでもあり、
「和宮道」と記載されている場合と
「御幸道」と記載れている場合の両方がある。
4.上越線
鉄道で横川駅~熊ノ平駅~軽井沢駅というルートが
あったが、1997年に長野新幹線の開通とともに廃止された。
尚、熊ノ平駅は1963年に既に廃止されていた。
新幹線が通ったことで在来線を廃止してしまうという
随分と思い切ったことをすると思ったが、
鉄道事故や土砂崩れなどが多いエリアであり、
特殊車両を駆使して運行する必要もあって、
コストもかかっていたようです。
現在は横川駅~熊ノ平駅は廃線跡が遊歩道整備され
歩くことができる(アプト道)。
5.旧国道18号
明治~昭和に使われた自動車も通れる道。
現在は新道や高速道ができたため利用者は減っている。
6.もみじ道(廃道)
熊ノ平駅~峠町(熊野神社)を結ぶ尾根道。
いつ開通したのか判然としないが、少なくとも大正時代の地図に
このルートが記載されている。
1963年に熊ノ平駅が廃止されたのに伴い
利用する人が減ったようである。
現在はアプト道の終点になっているので整備されたが、
アプト道ができる前は旧国道18号から藪漕ぎする必要があった。
そのためもみじ道へのアプローチも絶たれ、利用者が減って
廃道になったようである。
唱歌「もみじ」の作詞家である高野辰之は
熊ノ平のもみじの美しさを詩に込めたという。
その名を冠したもみじ道が廃道とは惜しい話である。
7.国道18号
1971年に開通した国道。
自動車で碓氷峠を越えるには、この道が一般的。
旧道に対して、勾配率やカーブ数が少ないので走りやすい。
高速ができるまでは、
この道を通ってスキーに行ったものでした(懐かしい~)。
8.上信越自動車道
1993年に開通。
首都圏から信州へのアクセスが楽になりました。
でも最近スキーに行くことは
ほとんどなくなりました(なぜだろう?)。
9.長野新幹線
1997年に長野オリンピックに合わせて開通。
これによって横川~軽井沢の在来線が廃止になりました。
ただし、碓氷峠周辺を走る新幹線は全く拝めません。
なぜなら長~いトンネルを通っているためです。
10.アプト道
この道は先に記載の上越線の廃線を利用した遊歩道である。
横川駅~熊ノ平駅までが遊歩道区間ですが、
熊ノ平駅~軽井沢駅までは遊歩道が整備されていない為、
多くの人は同じ道を往復しているようです。
出発点となる横川駅には鉄道文化村という
車両等鉄道関連の展示施設もあります。
鉄ちゃんにはたまらないエリアだと思います。
さて、
碓氷峠について調べましたが、
掘れば掘るほど色々な歴史やルートが出てきて
非常に魅力的な峠であることがわかりました。
【山行計画】
碓氷峠にある無料駐車場は横川・碓氷湖・熊ノ平の3か所です。
車利用の起点は必然的にこの3か所になります。
峠の頂上には残念ながら無料の駐車場はありません。
また、横川~軽井沢にはJRのバスが走っています。
結論として今回は、
2つのルートを考えました。
1)横川を起点とするロングバージョン
登り「中山道」
下り「もみじ道」+「アプト道」

2)熊ノ平を起点とするショートバージョン
登り「アプト道」+「御幸道」+「中山道」
下り「もみじ道」

ロングかショートかは、
天候と体調によって決めることにした。
碓氷峠【中編】につづく
