こんにちは、パソコンインストラクターの川上雄大です。
今回の記事はエクセルのお話を。
例えば、こういった表があって、
「氏名1」欄が「田中」さんで、
「氏名2」欄が「安田」さんで、
「氏名3」欄が「森」さんの行の位置はいくつなのか?
といった複数の条件で行の位置(表内の)が知りたい、というケースです。
まず相対的に位置を調べるにはmatch関数がいいですね。
書式
MATCH(検査値, 検査範囲, 照合の種類)
検査値(必須)
検索する値またはセル参照を指定します。
検査範囲(必須)
検索するセルの範囲を指定します。
照合の種類(省略可)
検索方法を 1、0、-1の数値で指定します。省略すると1として処理されます。
1 の場合検査値以下の最大の値で検索。検査範囲を昇順に並べ替えておく必要があります。
0 の場合検査値に一致する値のみが検索の対象。
-1 の場合検査値以上の最小の値で検索。検査範囲を降順に並べ替えておく必要があります。
そこで、
検査値に、"田中安田森"と入力、もしくは、F3&G3&H3とし、
検査範囲を、B3からB8をドラッグして、「&」を入力し、C3からC8をドラッグして、「&」を入力して、D3からD8をドラッグします。
照合の種類に「0」と入力し、
さ、ここで、次が問題です。
「OK」を押してはいけません。
「OK」の代わりに、
CTRL+Shift+Enter
を押します。
すると、表の5行目、とセルF6に表示されました。
これは配列数式といいます。
配列数式とは、配列(複数セル)を対象に、1つの数式を作成する式のことをいいます。
今回のような複数の条件がある場合には配列数式が有効だったりします。
配列数式は、このように
{=MATCH(F3&G3&H3,B3:B8&C3:C8&D3:D8,0)}
{ と }で囲まれます。
もしも、エクセルでこのようなことが必要になったら、試してみてくださいませ^^!
以上、エクセルでした。
LIDS札幌・ライフデザインスクール
川上 雄大