数量が入ったら自動的に計算させたい(Excel) | パソコンが好きになるブログ〜表技・裏技・便利技伝授!

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北海道札幌市中央区 大通駅徒歩7分のパソコンスクール「リズ札幌・ライフデザインスクール」パソコンインストラクター川上雄大によるパソコン・IT・ワンポイントレッスン。
スクールでのいろんな方のパソコンレッスンだったり、パソコンとは関係ない話だったり…

こんにちは、パソコンワンポイントレッスン!

PCインストラクターの川上です。


どうやら風邪をひいている人、多いみたいで・・・

だからかどうかは別として、
今日はエクセルのレッスンです!

しかも、今さらながら・・・

IF(イフ)関数です!

こんな質問をいただいたもので。

【金額】が1,000円未満だったら、「安い」と表示されて、そうでなかったら(1,000円以上であれば)「高い」と表示するのはわかるのですが、【数量】に数字が入ったら自動的にその結果が表示されるようにしたいんですが・・・

と。

例えば、こんな表だとしましょう。(Excel2010でいきます!)

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まず、普通にセルF3に
「【金額】が1,000円未満だったら、「安い」と表示されて、そうでなかったら(1,000円以上であれば)「高い」と表示」してみましょう。

002

そうですね。

「=IF(E3<1000,"安い","高い")」

という式でいいですね。
(そのセルの中身が表示されているところを【数式バー】といいます)

そして、下方向に式をコピーします。

003

これで普通はいいのです。

しかし、ここでセルD4の数量をDelete(デリート)キーで消してみます。

004
 
すると、【判定】欄には、「安い」と表示されてしまいますね~

これが、表示されないようにしたい、
ということのようです!

それでは、いったん今作成した式は消します。

005

そして、もう一度最初から作成していきましょう!

まず、セルF3を選択して、【数式】タブをクリックします。
(絶対、ではありません。色んなIF関数の作り方はありますので・・・)

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そして、[論理]をクリックして、一覧から「IF」をクリックします。

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すると、IF関数の画面が表示されます。

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[論理式」に
D3=""
と入れ、
[真の場合]に「""」
と入力します。
ここで「""」(ダブルクォーテーション2つ)は空欄という意味になります。

009

そして、[偽の場合]のテキストボックス内をクリックして、【名前ボックス】の▼をクリックして、一覧から「IF」をクリックします。
(一覧にない場合は、「その他の関数」を選択して「IF」を選択します。)
(数式バーがあるところの一番左にあるところを【名前ボックス】といいます)

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クリックしたら、またIF関数のまっさらな画面が表示されます。

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ただ、数式バーを見てみると、
IF関数の中に入っているIF関数であることがわかります。

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ここには、さきほど作成した
「=IF(E3<1000,"安い","高い")」
を入れます。
できたら、[OK]ボタンをクリックします。

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すると、無事に「高い」と表示されます。
数式バーを見てみると

「=IF(D3="","",IF(E3<1000,"安い","高い"))」

と作成されていることがわかります。

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あとは、下方向に式をコピーします。(オートフィルで)(もしくはフィルハンドルダブルクリックで)

015

すると、セルF4の判定が空欄になっていますので、これで完成です!

今回のご質問は

「【数量】に数字が入ったら自動的にその結果が表示されるようにしたい」

といったことでしたが、

「【数量】が空欄だったら、【判定】が空欄になるようにしたい」

と言葉を変えて、式を作ったわけですね。

ととと、

ずいぶんと長くなってしまいましたが、失礼いたしましたm_ _m


以上、パソコンワンポイントレッスンでした。

LIDS澄川・ライフデザインスクール
川上 雄大(Takehiro Kawakami)
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