(埼玉新聞の記事より)

さいたま市職員を刑事告発 市長印こっそり使い契約書偽造か 許可なく市有地を売る 50代課長補佐級の男性

 

JR与野駅西口土地区画整理事業を巡り、不適切に市有地が売却された問題で、埼玉県さいたま市は24日、売却に関わった市都市局与野まちづくり事務所=当時=の50代の課長補佐級男性職員を、有印公文書偽造・同行使容疑の可能性があるとして、浦和西署に刑事告発した。同日午前、同署が告発状を受理した。

 市都市局などによると、男性職員は市の意思決定を経ずに今年1月10日、市有地を行政財産のまま売却。同日に入金があり、同月23日には売却相手へ移転が完了していた。男性職員は売却する際、同事務所の鍵付きの保管庫で管理されていた市長印を押し、土地売買契約書を偽造。市は浦和西署への相談や内部調査などから、事件当時に与野駅西口土地区画整理事業の主担当だった男性職員が関与している可能性が高いと判断し、告発に踏み切った。

 

一方、習志野市は「告発」もせず、「軽過ぎる」処分でお茶をにごし、情報公開請求しても「非公開」と「黒塗り書類」ばかりで、「組織的犯罪」を疑われている

 

刑事訴訟法第二百三十九条 

② 官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。

 

となっています。「犯罪があると思料するときは、告発をしなければいけない」、これが公務員の義務なんですね。だから、今回の事件でさいたま市が「刑事告発」したのは、その義務を履行したに過ぎないわけです。

 

一方、下水道課不正事件(19回も「虚偽公文書を作成」した、という重大犯罪)で習志野市は

●「告発」もしない(刑事訴訟法の「告発」義務違反!)

●職員の「公益通報(内部告発)」があったのに、2年間もほったらかしにしていた

●耳を疑うような「軽すぎる」、形だけの「処分」(戒告、1カ月だけ給料の10分の1だけカット、口頭注意など)でお茶をにごしてゴマかそうとした

●市民や市民団体、メディアが「情報公開請求」しても「黒塗り」で何もわからないようにするか、ひどい例では全く「非公開」

●市議会でも市の幹部は「答弁はさしひかえる」を連発して、何を聞いても答えない

 

という悪質さ。ここまで徹底した「隠ぺい」を行う自治体は珍しいですね。

 

ここまで「隠ぺい」を行うのは、よほど後ろめたい「組織的犯罪」なんだ、ということを市民の多くが疑い、習志野市長、習志野市政への不信を募らせています。

 

 

習志野市民オンブズマンが千葉県警察と千葉県検察庁に「告発」した今、徹底した捜査と事実解明が求められています。

 

 

コメントをお寄せください。(記事の下の中央「コメント」ボタンを押してください)