(4月1日のRTニュース)

世界銀行、ウクライナに破産警告を発令

西側諸国が債務の帳消しや再編に同意しない限り、ウクライナは早ければ来年にも破綻する可能性があると、世界銀行の高官は土曜日にタス通信に語った。

キーウは、欧米の支援者からの財政援助に頼っているが、外国からの支援は、ここ数カ月で減少しており、600億ドルのアメリカ援助パッケージは、議会で行き詰まったままだ。

(ブログ編集部注:共和党の反対で行き詰っていたこの「アメリカがウクライナに与える融資(借金)」は4月24日、ようやく米議会を追加し、当面「ウクライナ国家破産」の危機は回避されましたが…)

 

匿名を条件に話したこの高官は、キーウが先週、世界銀行のプログラムの下で受け取った最新の15億ドルの資金についてコメントしていた。情報筋によると、世界銀行のロシア代表部門は、同機関の憲章を引用して、融資に反対票を投じた。

資金配分に関する草案は、経済の低迷と対外援助の削減によるウクライナの財政の「壊滅的な」状態を「公然と」指摘していると、当局者は同メディアに語った。

もし2025年に、欧米の債権者が、民間企業や銀行の債務を含むキーウの債務の帳消しを拒否すれば、キーウは破産に直面する可能性があると彼は警告した。

 

この高官は、ワシントンに本拠を置く金融機関の上級管理職は、ウクライナと協力することの「極めて高い」リスクを認めており、以前の取引と同様に、キーウに独自の資金を提供していないと付け加えた。情報筋によると、世界銀行は最新のトランシェで、ウクライナのドナーである日本と英国の2カ国からの保証「再び利用した」という。

ウクライナ政府は今年、過去最高の439億ドルの財政赤字を予想しており、その大部分を西側の支援者からの財政援助で賄う計画だ。

昨年、ウクライナのニコライ・アザロフ元首相は、ウクライナの経済危機はずっと前に始まっており、国の破産はすでに記録されていると主張した。アザロフによれば、ウクライナの破綻は、ほぼ全面的に西側の援助に頼っているため、予算を賄うことができないことに表れている。

 

(昨年7月のロイターのニュース)

ウクライナ、世銀が15億ドル融資へ 日本政府が保証

ウクライナのシュミハリ首相は20日、世界銀行から15億ドルの融資を受けると発表した。日本政府が保証を提供するという。

シュミハリ氏はメッセージングアプリ「テレグラム」への投稿で、融資は社会保障の強化、ロシアによる対ウクライナ戦争に巻き込まれている人々への支援、経済の再建に充てられると説明した。

またその後のツイートで、世界銀行と国際金融公社(IFC)がウクライナの新たなプログラムに80億ドル強を投じる計画であることも明らかにした。

世界銀行とパートナーはこれまでにウクライナに対して340億ドルの支援を打ち出し、ウクライナは既にこのうち220億ドル余りを受け取っているという。

ウクライナは財政赤字の穴埋めを海外からの資金支援に頼っている。

 

 

 

 

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