(TBS NEWS DIGより)

ガザの子ども達が“デモに感謝”伝える動画が拡散 全米の大学でイスラエルへの抗議活動広がるなか

 

ベトナム反戦闘争の時の1968年シカゴ民主党大会の再来?

(産経新聞の記事より)

ガザ反戦デモ、怒りはバイデン大統領に イスラエル支援を批判 8月の民主党大会で抗議へ

ガザ反戦デモの団体は、11月の大統領選に向けてバイデン氏が党候補指名を受ける見通しの8月の党大会に合わせた抗議活動を計画中。警官隊との衝突などで混乱すれば、統治力の欠如を批判されるとの懸念が党内に広がる。

党大会は中西部イリノイ州シカゴで開催。米議会紙ヒルによれば、地元選出のダービン上院議員ら複数の民主党関係者が懸念するのは、「1968年党大会の再来」だ。民主党政権下で軍事介入したベトナム戦争への抗議デモ参加者が、党大会の会場周辺で警官隊と衝突。政権のイメージが低下し、党候補に指名したヒューバート・ハンフリー副大統領が11月の大統領選で敗れ、共和党に政権の座を明け渡す結果につながった。当時の会場もシカゴだった。

約56年後の今年4月30日未明、ガザ停戦を求めるデモ隊が東部ニューヨークのコロンビア大学「ハミルトン・ホール」を占拠したことは、民主党関係者に改めて「シカゴの悪夢」を想起させた。同ホールは1968年のベトナム反戦運動でも占拠されたからだ。

 

1968年民主党大会への抗議行動リーダーたちの裁判「シカゴ7裁判」

1968年民主党大会に向け、ベトナム戦争反対の運動を行ったリーダーたち7人が逮捕され、その「シカゴ7」の裁判闘争が映画化されました。

(The Trial of The Chicago7)

ラストシーンに感激し、思わず涙してしまいました。

 

裁判長が「穏健派」だったヘイデン被告にこう呼びかける。

「判決を下す前に被告人一人に意見陳述を認める。ヘイデン被告は被告人の中でただ一人、本法廷とこの国とに対し、敬意を払い、後悔の念を示していた。もし敬意と後悔の念をあらわす適切なものにすれば、刑の宣告で好意的裁定をするよう考慮します。」

 

これに対し、ヘイデン被告は…

「この裁判の開始以来4752名のアメリカ兵が戦死しています。彼らの名を読み上げます。陸軍一等兵デニス・ウォルター・キップ18歳、三等兵エリック・アレン・ボッシュ21歳…」と戦死者の名前を読み上げる。

 

戦死者に敬意を表して、法廷内の被告、弁護士、傍聴人たちが次々に起立。

 

なお、この「シカゴ7」は長い法廷闘争の末「無罪」を勝ち取り、トム・ヘイデン氏は女優のジェーン・フォンダさんと結婚したことが話題になり(のちに離婚)、カリフォルニア州議会議員を20年近く勤め、2016年に亡くなりました。

 

 

 

 

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