「鷺沼地区土地区画整理」公聴会(その1)鷺沼区画整理、今の計画では大雨がふったらウンコだらけ」?

 

20日には「JR津田沼南口再開発」21日には「鷺沼地区土地区画整理」問題での習志野市の公聴会が行われたので、傍聴した内容を何回かにわけてご報告します。

 

まずは2日目の

21日に行われた「鷺沼地区土地区画整理」問題での公聴会で、区画整理区域の隣接地にお住いの吉村和就さんが公述されたので、一部ご紹介します。

吉村さんは国連テクニカルアドバイザーとして国際的に活躍されている水問題のスペシャリスト、数多くのテレビ番組にも出演されています。

 

公述の趣旨

 

その1.区画整理事業に関する社会インフラ整備は、一義的に組合の責任で施工するが、組合解散後は、すべて習志野市の資産となり維持管理・保守はすべて市税でまかなうことになる。従って、
市は区画整理組合に対し、具体的な指標・データを持って指導すべきである。

 

これから100年先まで見通したインフラ整備を行わなければいけないし、具体的なデータに基づいて綿密に「管理者との協議」をしなければいけないはずなのに、具体的な計画案も数値も示されないのが現状

市はインフラ整備にどう責任をとるのか聞いても「土地区画整理組合に任せてある」としか答えない。こんな無責任体制では将来どんな事故が起きるかわからない。

 

千葉市のように「分流式」にすべきなのに、業者が安上がりな「合流式」にしようとしている。大雨が降れば、鷺沼や袖ヶ浦地域はウンコだらけになる?

畑だったので降った雨は地下浸透して、農地のための灌漑用水になっていたが、これからはコンクリート、アスファルトで覆われる。雨が降ったら38ヘクタールの土地に降った雨(年間68.8万㎥と予想される。)の8割が全部下水管に流れる。そうすると水があふれてウンコだらけになってしまう。

これを避けるには分流式(雨水と汚水を分離)にすべき

ところが竹中土木など開発業者に「丸投げ」し、「安上がりな合流式」にしようとしている。開発地区東側では分流式になっているのに…

データがなければ、ちゃんとした対策は立てられない

 

28ミリほどの雨でも水があふれてしまう。しかし、鷺沼台地での「飽和浸透係数」すら調べていない。

 

 

 

 

 

 

その2.市が主管する公共用地(鷺沼小学校、公園など)に雨水貯水槽や災害対策用井戸などの整備をすべき

 

 

 

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