小池知事の「カイロ大学首席卒業」が経歴詐称ではないか、ということはこれまでにも何度か問題にされてきました。学歴なんてどうでも良いとは思いますが、4年前のこのネット記事、なかなか説得力があります。
JBpress
不鮮明な印影
小池氏の卒業証書にある「乱れ」
スタンプ以外にも、小池氏の卒業証明書には、他の正規の卒業生のものと異なる「乱れ」がある。
第1に、小池氏の卒業証明書の文章が男性形で書かれていることだ。すなわち敬称に「サイイダ」(Ms.)ではなくサイイド(Mr.)が、生年月日を示す「生まれ」にも「マウルーダ(女性形)」ではなく「マウルード(男性形)」が、学位を「取得した」という語にも「ハサルト(女性形)」ではなく「ハサラ(男性形)」が、「(~の)求め」にも「タラブハー(彼女の求め)」ではなく「タラブフ(彼の求め)」と、すべて男性形で書かれている。
(ブログ編集部注:画像の赤字で示した部分、確かに皆男性形で書かれています。
アラビア語には男性形と女性形があります。例えば男性のイスラーム教徒は「ムスリム」、女性のイスラーム教徒は「ムスリマ」といった風に。
小池さんの書類に المولود في اليابان アルマウルード フィル ヤーバーン(彼の出生地は日本)と書かれているのは、確かに変です)
「乱れ」の第2は、4人の署名者のうち、スクリーンショットでは、2人の署名しか確認できないことだ。同氏の卒業証明書の署名者の肩書は、右から「ムハッタス(specialist)」「ムラーキブ(controller)」「ムラーキブ・アーンム(general controller)」のサインの欄があり、サインがあると確実に言えるのは、真ん中の「ムラーキブ」のみである(そのさらに下には学部長のサインがある)。他の20通ほどの卒業証明書では、4つの署名のうち1つだけが欠けているものが1通だけあるが、それ以外はすべての署名者の欄にサインがある。
「乱れ」の3点目は、小池氏の卒業証明書には大学の収入印紙が逆さまに貼られていることだ。他の卒業証明書には、そういう例は1つもない。スペースの都合上やむなく、収入印紙を横に貼ったものはあるが、小池氏のものは、スペース確保とは関係なく逆さまに貼ってある。
第4に小池氏の写真がピンで留めてあることだ。筆者が集めた他の卒業証明書の写真はすべて糊付けかホッチキスである。就職活動等に使う大切な書類なので、しっかり留めるのは当然だろう。小池氏のものは別ルートで作られたという印象を受ける。
小池氏が、卒業証明書と卒業証書はごく一部のメディアにしか見せず、成績証明書はいまだ誰にも見せていないというのも奇妙である。(以上,JBpressの記事より)
アラビア語、しゃべれるようだが…
やはり卒業証明書は「相当あやしい」と言わざるを得ませんね。ただ小池さんの名誉のために言うと、アラビア語は一応しゃべれるようです。首席卒業、というレベルには程遠いようですが…
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