イスラエルによる国際法違反、人道に反する戦争犯罪が国際的非難を呼んでいます。
(TBSサンデーモーニングより)
なぜイスラエルは主権侵害に当たる大使館(シリアにあるイランの大使館)攻撃に踏み切ったのか
イランの外相は「ネタニヤフ首相は精神的バランスを完全に失った、とコメント
ネタニヤフ政権は足元から揺らいでいる
イスラエル国内では、ガザへの攻撃が始まってから最大規模の抗議デモが行われた
ネタニヤフ政権の退陣を訴えている
そもそもネタニヤフ首相は汚職問題で起訴され、裁判をかかえているため
こんなメッセージも。「あなたは罪人だ」
イスラエルの有力紙「ハアレツ」は「首相の座を維持して刑事裁判を止めるため、戦争を長引かせている」などと指摘している
ネタニヤフ政権を支持していたはずのユダヤ教「超正統派」も、戦時体制が長引く中、特権だった兵役免除がなくなる可能性が出てきたため、反発を強めている
ガザで食料支援を行っていた国際NGOのアメリカ人やイギリス人などスタッフ7人がイスラエル軍によって殺され、イスラエル側は「誤爆」だとしているが、NGO側は「狙い撃ち」だと指摘。
事実、この攻撃でNGOの活動が停止し、1日15万食のガザへの食糧支援が途切れることに
そしてイスラエルは、今度はシリアにあるイラン大使館を攻撃し、イラン革命防衛隊の司令官らを殺害。
外国にある大使館への攻撃、などということはこれまでにも例はない
そもそもネタニヤフ首相は、収賄や背任などで刑事裁判が進行中。ガザ侵攻が泥沼化する中で退陣と早期の選挙を求める声が高まっていた、
そのため戦争を長引かせることで選挙を先延ばしにしている、と指摘されている。
実際世論調査では、戦争を継続するネタニヤフ首相の意思決定を
半数以上の人が「首相本人の利益のため」と回答している。
(ピースボート共同代表、畠山さん)
国際的には「外交使節、領事施設不可侵」の原則があり、外交使節を攻撃する、と言うのは、どの国がやっても明らかに国際法違反。
4月2日に国連事務総長のスポークスパーソンが声明を出していて、こういう形で国際法や人道法が犯されることは許されない。こういう形で暴力がエスカレートしていくのを、どんな手段を使っても止めなけらばいけない。という、かなり強い言葉を出している。
一方4月5日の上川外相の記者会見では「現状、コメントはさしひかえたい」とか、「これからも注視していく」と言っている。ここまで国際法や人道がないがしろにされている時に「注視する」のではなく、行動や言動で示していく、という姿勢が、スジを通す、ということではないか、と思います。
イスラエル国民とネタニヤフ首相が目指すものとの間に乖離が生じている。そうすると、一人の政治家の政治生命のためにこれだけの犠牲が出て、地域が不安定化しているということは、あまりにおかしいのではないか
(毎日新聞の記事より)
首相官邸前で抗議デモ
(毎日新聞の記事より)
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2024/4/7 07:00
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