(習志野市民の投稿です)

本の紹介「書いてはいけない」(森永卓郎著)

 

「ジャニーズ事件」、「ザイム真理教」、「日航123便墜落事件」の3つに共通する点はマスコミの一貫した隠蔽姿勢と著者は言っている。

 

ジャニーズ事件は何十年も前から被害者が訴えて、週刊誌等にも載り訴訟も起こされているにも拘わらずマスコミが事務所の圧力に負けて忖度し、事件を無視し続けて来たが、やっとBBCの報道により公開されることになる。

 

ザイム真理教というのは財務省が流布させている反社会的な教義である。天文学的な数字の財政赤字をでっち上げ、国民を不安にさせ、必要な政策の財源がないからと増税を強要する。政治家も財界人もすっかりその教義にマインドコントロールされてしまう。次々に打ち出される増税策で国民が生活を破壊されている様は高額のお布施を納めさせるカルト教団と同じ手口だ。財務省に批判的な学者や知識人はマスコミから排除されてしまうのが現実。


日航機墜落事件はもっと厚い壁に覆われていて、様々な証拠と証言により事故原因は自衛隊機による撃墜とわかっているのに、未だにマスコミは一切沈黙を決めこんでいる。去年までの遺族による情報を求める訴訟も一切報道されない。520名の犠牲者だけでなくこの事件の日本経済に与えた影響は計り知れない。事件から1ヶ月後のプラザ合意で大幅な円高を受け入れた日本は輸出企業に壊滅的な打撃を被り、対米貿易収支が赤字に転落。それは事件の隠蔽をアメリカに協力させた見返りで、森永氏いわく「日本経済に対する集団リンチ事件」であると。同年にはボーイング社の旅客機を大量に購入し、最高収益を上げさせている。

事故原因を圧力隔壁の修理ミスと認めさせた見返りと見れば分かりやすい。これは後に公開された外交文書で明らかになった。翌年には更に日米半導体協議の場で米に大幅な譲歩を強いられ、以来今日まで日本は政治経済共に主権のない対米追従を繰り返すことになり、長い不況からも抜け出せない。


これらの主張をする人々はマスコミから排除されてしまうのが現実だ。真実を知りたければ本を読んで下さい。

 

『ザイム真理教』を上回る衝撃作! ~日本経済墜落の真相~ ‥2023年12月、私はすい臓がんステージ4の告知を受けた。告知の瞬間、私は、何かを食べたいとか、 どこかに行きたいとか、そんなことは微塵も考えなかった。 なんとか自分の命のあるうちにこの本を完成させて世に問いたい。 そのことだけを考えた。 その意味で本書は、私の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。(本文より)‥ 

【目次】

第1章 ジャニーズ事務所 

第2章 ザイム真理教 

第3章 日航123便はなぜ墜落したのか 

第4章 日本経済墜落の真相