(現代ビジネスの記事より)

https://gendai.media/articles/-/125640

ウクライナ戦争の遠因を作った米「コワモテ女性外交官」が消える!

アントニー・J・ブリンケン国務長官が3月5日、アメリカ国務省の次官(政治担当)で副長官代行(No.3)を務めていた、ヴィクトリア・ヌーランド(写真)が3月中に退職すると発表した。6人の大統領と10人の国務長官の下で働いてきた彼女は、とくに、2014年2月に起きたウクライナのクーデターを支援した人物として知られており、2022年2月に勃発したウクライナ戦争でも、対ロシア強硬路線を常に主導してきた。

ヌーランドとウクライナ

彼女は、ウクライナでも貧しい人々が多い地域であった西部にねらいを定める。ウクライナ政府に不満をもつ人が多く、ロシア語よりもウクライナ語を母語とするような人々が多い点に目をつけたのだ。

彼女は彼らのウクライナという国家への想いを煽る。つまり、ウクライナ国民であったり、ウクライナ語のようなものを重視するナショナリズムに訴えかけて、反ロシア語、反ロシア人感情に火をつけたのだ」

 

(Wikipediaより)

 

2014年にはウクライナのキーウを訪問し、ビクトル・ヤヌコビッチ大統領と会談してウクライナ情勢に深く関与した。彼女は「尊厳の革命(マイダン革命:親ロ派政権を倒し、新欧米派の政権に変えた事件)」の主導的な米国側の指南役であり、2014年に10億ドルの融資保証を含むウクライナへの融資保証を確立し、ウクライナ軍と国境警備隊への非致死的支援を提供した。ジョン・ケリー国務長官やアシュトン・カーター国防長官とともに、彼女はウクライナへの防衛兵器供与の主要な支持者とみなされている。

2014年2月4日、ヌーランドとジェフリー・パイアット駐ウクライナ米国大使の間で2014年1月28日に交わされた電話の録音がYouTube(英語)で公開された

 

 

ヌーランドとパイアットは、次のウクライナ政府に誰が入るべきか、あるいは入るべきでないと考えるか、また、さまざまなウクライナの政治家について意見を交わした。ヌーランドはパイアットに、アルセニー・ヤツェニュクがウクライナの次期首相になる最有力候補だろうと語った。ヌーランドは、政治的解決にはEUではなく国連が関与すべきだと提案し、「EUなんてクソくらえだ」と付け加えた。翌日、ドイツ連邦政府の副政府報道官兼報道情報局副局長のクリスティアン・ヴィルツは、ドイツのアンゲラ・メルケル首相がヌーランド大統領の発言を「絶対に受け入れられない」とする声明を発表した。

 

(動画:汚点だらけの「ウクライナ・ハンドラー」ビクトリア・ヌーランド氏が国務次官! 元外務省国際情報局長 孫崎享氏が米国の「深い闇」を語る!)