すみれのキモノ笑う日々 -10ページ目

すみれのキモノ笑う日々

週末着物ではありますが、着付けに悩みコーディネートに失敗するちょっと笑える着物のお話、日々のアレコレをつづります。

京都旅行3日目。いよいよ最後の日です。

くるりKimonoWear(ベージュ)にOKANO半幅帯。


朝食を終えて最初に向かったのは、紅葉の名所として大鉄板の永観堂。
拝観開始時間前からすでに行列ができていました。


広い庭園を彩る美しい紅葉。
もう2~3年は紅葉見なくても満足、というくらいに紅葉まみれの時間を過ごしました。




お茶屋さんでほっと一息。




抹茶とみたらし団子をお願いしたら、なんと煎茶と阿闍梨餅もついてきました。
誰よ!? みたらしなんか頼んだのは!
糖質制限中なのよアタシ! 嫌がらせのつもり!?
あらっ この阿闍梨餅おいしいじゃないの、ちょっとそっちのも寄こしなさいよ!
と夫の分まで貪り食う妻。



新幹線の時間まで2時間ほどあるということで、三十三間堂へ。
夫は初めてだったようで、千体以上ある観音の迫力にただただ感心してました。

日頃信心の浅い不届きもの夫婦も敬虔な気持ちになる厳かさ。

二十八部衆仏像の前にはお灯明を捧げる箇所がそれぞれあるのですが、外国(おそらくタイ)の若い女性が熱心に手を合わせて一体一体を静かに拝んでいる一方、
40代とおぼしき日本人男性3人が金色孔雀王の前で「あっ孔雀王!懐かしいなー孔雀王大好きで読んでたなあ」と大声ではしゃいでいました。
(孔雀王ワタシも好きだった!特に黄海峰が! 笑)


さて、楽しかった旅も終わり。

京都を歩いていると、びっくりするくらい多くの男女が着物を着ていました。
街中にレンタル着物屋さんがたくさんあり、観光客がそれを楽しんでいるようです。

若い女性がきれいに着付けてもらって結った髪に花簪をさして、彼と一緒に歩いている様子は本当にかわいい。この日を楽しみにしてたんだろうな。

老齢の外国人女性が真っ赤な振袖を着てうれしそう。これまためちゃくちゃかわいい。


みんな、きものが大好きなのですね。
きものを素敵と思っていて、いつか着たいと思っているのですね。


そんな様子を見ることができたという意味もあって、この京都旅行はうれしい旅でした。



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京都旅行2日目。

くるりKIMONO WEAR(ブルー)にOKANOの間帯(半幅帯)。


この日は宇治からスタート。



平等院鳳凰堂を見た夫が「ねえ、十円玉の建物に似てない?絶対似てるよ!」と大声ではしゃぐため、吹矢を射て息の根を止めてやろうかと思う一幕はありましたが、
荘厳華麗な寺院が水面に映るさまはまさに天人の住まう極楽浄土。

快晴の空に金色の鳳凰が清々しく映えます。美しい・・・



近くに「源氏物語ミュージアム」なるものがあると知りました。
「あさきゆめみし」で古典の受験を乗り切った世代としては、はずせない。


でも歩くと意外に遠い~ タクシーも見当たらないよう~


とそこへ。人力車が通りかかるではありませんか。早速載っちゃいます。
なんと曳き手はまだ若い女性のM子ちゃん。


ときどき停まって写真を撮ってくれたり、ちょっとした宇治のトリビアをガイドしてくれたりとサービス満点。
体脂肪率に問題のある大人2名を乗せた車で坂道を走って、ノーメイクの頬にキラキラと伝わる汗が尊くも美しい。


M子ちゃんお気に入りの自販機。商品が全部宇治茶。



源氏物語ミュージアム。
囲碁を打っているのは空蝉の君でしょうか。光る君が「お、いー女♪」と垣間見てます。



JRに乗って次は東福寺。
え? なに? このすごい人出。 花火大会でもあるのかしら。
すごい混雑で人の頭しか見えません。
有名な通天橋に至っては「立ち止まらずに歩いてくださーい! 写真撮影は禁止でーす!」
押し合いへし合いしながら「夫! どこ!?」「妻、ここだ!」と安否確認。

やっと人込みをすり抜けて撮った紅葉たち。




次は清水寺。ここでも大混雑。


あれーまだ改修工事終わってないのねー。清水の舞台には足組が。


でもすごいなと思ったのは、足組が全て木でできてること。少しでも景観をそこねないようにとの配慮でしょうか。


歩き回って疲れた体を癒してくれるのは、お楽しみの夕食。
友人に勧めてもらった祇園のお店を予約しました。

祇園・・・学生時代も横目で見ながら足を踏み入れなかったエリアにいざ。
「一見さんお断りどすのやけど」
「これやから田舎もんはきらいや」
「ぶぶづけあがらはりますか」
と、言われたことがあるわけでもない京都の「イケズ」な都市伝説が勝手に脳内をめぐって緊張します。

ドキドキしながら入ったのは「味 ふくしま」。


本来はお茶屋さんらしいですが、舞妓さんを呼ばないお食事もできます。
檜の香るカウンターで、静かにいただくお料理の数々。





丁寧に作った季節感あふれる品々。しみじみと美味しゅうございました。
祇園という立地でこの高い質なお料理にも関わらず、思いのほかリーズナブル。
「お支払いできずに厨房で皿洗い修行」を免れて安堵の夜でした。




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11月22日(金)、京都旅行1日目。

くるりのKIMONO WEAR(ベージュ)にキーヤンの鯉柄帯。


バッグもキーヤン。砂利道を歩き回ることを想定して、履きふるした低反発草履。


まずは嵯峨野・嵐山エリアから。

化野念仏寺の美しい紅葉。


竹林の小路はどこか違う空間に誘われるかのよう。



もう少し奥に登ると、「ゆるキャラ地蔵」で有名な愛宕念仏寺。1200ものかわいい阿羅漢さまが出迎えてくださいました。

おでこに小銭を頂いて。きゃはっ♪と笑う子供のよう。


コックリコックリ居眠り。



渡月橋のふもとでお昼ご飯。京都といえば、にしんの甘露煮。懐かしい~



次は東山エリアへ。
青蓮院門跡に向かいます。


ここでのお目当ては大好きなキーヤンこと木村英輝氏が描いた襖絵「蓮・三部作」。
琳派の血脈を感じる生命感。
ここにいる、生きているぞ!と相手を圧倒するかのような躍動感。




そう、この鯉の帯をしめて この場に来たかったのです。


そんなキーヤンにさらに出会うべく、祇園のキーヤンスタジオへ。


スタッフの女性に鯉の帯をほめてもらいましたよ~。
嬉しくなって手ぬぐい買いました。



日が落ちる頃、宿泊先へ。
ホテル日航プリンセス京都。




あら~プリンセスだなんてステキ。
ドレスを着て大階段を一段ずつ降りる王女さまになった気分。
手を取ってエスコートしてくださる王子様はどこへ行ったのかしら。
・・・と夫の姿を探すととっくにエレベータに乗っていました。


部屋で休憩した後、四条烏丸の「老香港酒家京都」(オールドホンコンレストランキョウト)へ。






伊勢海老、干しアワビ、ツバメの巣、フカヒレなど日頃口にしない高級食材を堪能しました。
でもパクチー嫌いの夫にはちょっと辛い食事だったかも。


「この旅で体重が増えることだけは間違いない」と確信しながら第一日終了です。




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夫と京都に旅行しました。
学生時代を過ごした京都ですがそれももう30年以上前のこと。
しかも学業とバイトに明け暮れていたので、全くのビギナー気分で観光です。

京都ならば、ぜひ着物で街歩きしてみたい・・・
でも、超せっかちで分刻みで行動する夫と、夫ほどではないにしろ、チンタラ歩いて一か所で長い時間を過ごすのが苦手な妻。
要するに、心のゆとりが無い夫婦がタクシーをガンガン利用しながら移動する情緒ゼロ旅です。

ならばそれなりに着付けも限界まで時短に挑戦!

そこで、今回の京都着物旅(11月下旬、2泊3日)の服装と持参物計画は以下のとおり。

・くるり KIMONO WEAR 2枚(ベージュ、ブルー 各1)
・木綿の名古屋帯
・OKANO半幅帯
・ブラジャー 3枚
・ステテコ 3枚
・ふぁんじゅスリップ 2枚(さくさくふぁんじゅ)
・半襦袢 1枚
・足袋 3足
・絹の足袋下ハイソックス(きもの工房たかはし) 3足
・補正(へちま)
・帯板(メッシュ)
・三部紐2本、帯留3個
・ウールのアームカバー
・OKANOのウールリバーシブルコート
・スヌード

(以下、お写真は各公式サイトから借用)
「ふぁんじゅスリップ」は衿が自然に抜けるスリップ。Tシャツみたいに頭からかぶります。




長い髪をセットした人がかぶるとちょっと崩れることがあるかも。
私のようなショートヘアの人なら便利に使えます。

そして、くるりの「KIMONO WEAR」。
二部式のポリエステル着物。シワにならないので旅行には便利です。





着付けが下手でいつも時間がかかる私にとってこの2つは旅行の強い味方となりました。
ただ、KIMONO WEARのすべりが良すぎて後ろの衿が下がりがち。スリップの衿が出すぎそうになるというのが初日感じたこと。
崩れやすいけれどお直しもしやすい。2日目以降はコツをつかんで着ることができたと思います。

KIMONO WEAR、実は春夏用だったので防寒をしっかりせねば、と
コート、スヌード、足袋下ソックス、アームカバーまで着用しましたが、







暑かった


幸い20度を少し超えるほどのポカポカ陽気。
雨にも降られずお天気に恵まれました。


旅行の様子はまた次回。




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随分間が空いてしまいましたが、11月9日(土)のおでかけ。
平成中村座に着物友達と観に行きました。
メンバーはこなさん、T子ちゃん、コキーユさん、そして私。
(ほとんどの写真はコキーユさん撮影です。いつもすみません)

遡ること2か月前。博多座のチケット先行販売の日。
販売スタートに備え、参加メンバーはそれぞれ自宅PC前でスタンバイ。
仮ゲットしたチケットの席次状況について連絡取り合い、一番良い席に決めようという算段。
ところが始まるや否や瞬殺で売り切れていく!

「1階席4名、、、アウトか!」
「じゃあ1階席2名ずつ分けて取ってみたらどうかな、、、ああこれもダメだ」
「しかたない、2階席で!」
・・・でようやく4人分のチケットを獲得。いやーほんとにすごい人気です。
無理もありません、平成中村座九州初上陸ですもの。


さて当日。
YARDシルクウールに琥珀織の帯。
夜の部なので防寒には「くるり」さんの黒羽織を持参しました。



平成中村座特設会場到着。おお、これが二十軒長屋か。


扇子や下駄、緑茶などが売られて江戸の下町気分。あれこれ覗くのも楽しいものです。


いよいよ芝居小屋へ。劇場とは違って親しみやすくわくわくする雰囲気。




あちこちに楽しい趣向がチラホラ。




席はなんとお大尽席!・・・ではなく、お大尽席の真横の竹席でした。





夜の部の演目は「小笠原騒動」。
江戸時代後期に小倉藩で起きたといわれるお家騒動を題材にしたものです。
地元民もおよそ知らない物語、縁ある地での公演はうれしい限り。

勘九郎さんも七之助さんも、悪人と善人の両方をダイナミックに演じ分けます。
だけどなぜか悪役の方が活き活きしてみえるのは気のせいでしょうか?
七之助さん演じるお大の方が養父を絞め殺すシーンなんて、赤い布の毒々しい美しさが妖艶な七之助さんにめちゃくちゃ映えます。

妻子の死を機に改心した悪人・良助(勘九郎さん)の愁嘆場には観ているこちらもついホロリ。だってまだあどけない小さな娘と赤ちゃんが苦悩する父の手によって死んでしまうんです。なんと痛ましい。このお芝居を観ていた昔の善男善女はさぞ泣いたことだろうなあ。

溌溂とした橋之助さん演じる小平次と勘九郎さん演じる良助の本水立ち回りは圧巻。体力勝負ですね。

この二人の活躍でお家乗っ取りの悪だくみは暴かれて一件落着!
すると舞台の背後の壁がさっと開いて、夜に映える我らが小倉城が登場!
驚きの声をあげたところへフィナーレの花火が連発!
もう盛りだくさんの痛快エンターテインメントでございました。

興奮冷めやらぬ中、イルミネーションに輝くお城を眺めつつ外へ出て、



いつも人知れずきめ細かい気遣いをしてくださるこなさんが この夜のためにセッティングしてくださったお店で乾杯。




「楽しかったね」
「面白かったね」
舞台の感想で再度熱く盛り上がりました。


大好きな着物を着て、何か月も前から楽しみにした歌舞伎を観て。友達とおしゃべりして。
良い一日でございました。


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