博多座「ローマの休日」 | すみれのキモノ笑う日々

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週末着物ではありますが、着付けに悩みコーディネートに失敗するちょっと笑える着物のお話、日々のアレコレをつづります。

1月1日(金)、元旦。

夫とお出かけ。

 

濃紫茶色の飛び柄小紋に太下彦兵衛さんの袋帯。

 

 

松竹梅柄の羽織を合わせました。

 

この羽織、着物をはじめた頃に「わーきれい」と飛びついて誂えたものです。

「絵羽模様は普段着着物には合わせづらい」ことにその頃気づかなかったのですね・・・

でも今日のような少しだけおめかし着物、なおかつお正月とくればまさに出番です。

 

 

向かったのは博多座。

ミュージカル「ローマの休日」初日です。

 

 

背景の英文字でお気づきのとおり、写真が反転しちゃってますねー。

戻す方法がわからないのでこのまま載せます(笑)

夫婦ともどもグレーヘアがますます進行中。

 

 

階段もローマの休日。アーニャの笑顔がまぶしい。

 

 

席は最前列の最左端。嬉しいような、でも見え方が不安なような。

 

 

でもいざ始まると、そんな不安が消し飛ぶほど素敵で素晴らしい舞台でした。

 

ひとり街に飛び出した王女様の一日だけの小さな冒険。

初めて着る木綿のパジャマにテンションが上がり、ベスパを乗り回し、公園でジェラートをパクつき、「真実の口」にドキドキしながら手を入れ、果てはギターを振り回し。

そして初めての恋、初めてのキス。

大好きなあの映画でおなじみの名シーンが華やかな歌と踊りとともに繰り広げられます。

 

この日アン王女を演じたのは土屋太鳳さん。

これがもう・・・とにかく可愛くて、そして美しいんです!

今回の配役、アン王女はWキャストでもうお一方は宝塚出身の朝夏まなとさん。きっと舞台映えする方で歌唱力も素晴らしいことだろうと思います。

実際、太鳳ちゃんは舞台の上ではとても小柄だし、歌は他のミュージカル俳優さんの声量にさすがにちょっと負けちゃう感じも残念ながらありました。

 

でも。あの少女のようなあどけない顔立ちと鈴を鳴らすような声が、アン王女のピュアな雰囲気にぴったり。

そしてそんなアン王女が「アーニャ」という一人の女性となって人を愛することを知り、辛い別れを経て自分の使命に立ち戻るときには驚くほど大人の表情と声色になって、凛として気高い一国の王女に成長するプロセスを太鳳ちゃんは見せてくれました。

映画のオードリー・ヘプバーンもそうでしたが、この物語は「誰がアン王女(アーニャ)を演じるか」がとても重要、それくらい魅力的な主人公なのですね。

 

アーニャのあの軽やかなショートボブ、ふわりと風をはらむサーキュラースカートにフレンチスリーブ、軽やかなグラディエーターシューズ、そして首元に小さくきゅっと巻いたスカーフは今見てもすごくお洒落。

どうにかして一式買いそろえたいわー(似合わないけど 笑)

 

 

アーヴィング役の藤森慎吾さんも、動きやせりふ回しにキレがあってすごく芸達者でした。

一見チャラいけど実はマジメでめちゃくちゃいいヤツ。

なんとなくご本人のイメージに通じる気がしますね。

 

 

1月はお休みのほとんどが仕事でつぶれてしまうので、着物に袖を通す機会がしばらく無さそう。

それだけに、年の初めに美しくて素敵なものを目にできたことに感謝でした。