今日は、富士市にある静岡県立富士水泳場に
飛込競技の合宿の見学に行ってきました

ジュニアの日本代表チームと
アテネオリンピック代表の宮嵜多紀理選手もいらっしゃる
静岡県代表チームが合宿の最終日で

トップアスリートからアスリートのタマゴまで
プールサイドは活気に溢れていました

ナショナルチームの野村孝路ヘッドコーチ
静岡県代表の内藤英樹ヘッドコーチ始め
コーチの皆さんにご挨拶をさせていただきました

みなさま、お忙しい中 ありがとうございました

そして…

そこで、なんと なんと
丁度今日から合宿されるKANETO Diving Clubのチームが来られて
世界のトップアスリート、金戸恵太さんにお会いすることが出来ました

金戸恵太さん


金戸さんは、とっても気さくで、わかりやすくお話をしてくださる方でした
飛込競技は、ひとつ技が出来て次、また次の技と進むので
進歩がわかりやすいことと
新しいことを身につけようとするとそれぞれが恐怖感との戦いで
怖さから逃げないことが学べる
というようなお話、ほかにもたくさんしてくださいました

楽しくお話うかがわせていただいて、ありがとうございました

お話の中で、一番心に残ったのは
今回来ているKANETOチームの選手について


金戸 : 今回は頑丈な子を連れてきたので大丈夫です!

女神 : 頑丈・・・ですか?


     (そうか~。飛込みは危険なスポーツだから
      体が頑丈じゃないと怪我するからな~)

金戸 : そうです!
     どんなに苦しくても、泣きながらでもついてくる
     頑丈な子を連れてきました

女神 :
 絶句・・・
(ああ、心が頑丈だっていうことなんですねと、思いつつ胸がじ~んと熱くなる)
     
     でも、泣きながらついていくことって大人でもありますよね

     (と、自分を振り返る・・・子供だってがんばってるんだもん、私もがんばる!)

金戸 : その場の結果(短期目標や優勝・入賞)をご褒美にしても
     泣くほど苦しい練習についてこさせることはできないんです。
     その為には「目的」に向かわせること。
     でも、子供にはまだそれは出来ないですからね。
     だから目的に向かわせるのが指導者の一番の仕事なんです。
     目的を子供達に簡単に作られちゃったら、
     指導者は仕事なくなっちゃいますよ!アハハ



女神 :
 (再び絶句・・・そして感動・・・涙ぽろり

目標と目的

「目標と、目的」の違いってご存知でしょうか?

目標というのは、目に見える、形に現れるもの
自分にも周りの人にも出来たか出来なかったかがはっきり分かるもの
スポーツで言えば達成したいタイム、距離、優勝とか
勉強で言えば点数や順位、合格とか
ビジネスで売上、集客とか、はっきりとわかるものですよね

でも、目的というのは、目標の先にあるもの
「何のためにその目標(優勝とか金メダルとか)を目指しているのか?」
「目標を達成した暁にやりたいことは何なのか?」


私のレベルで例えると…

友達が「フィットネスジムに通ったら1週間で体重が○キロ減ったヨ!」とか
「ウエストが○センチ細くなったヨ!」とか聞くと
「私も行こう!」という気になります

だけど、体重が○キロ減って、ウエストが○センチ細くなり
目標を達成してしまうと
モチベーションが下がり、意欲が無くなってしまって
新しい目標を決めない限り、行かなくなってしまったりしますよね
新しい目標を決めるモチベーションすらおぼつかなかったりします

ただ、○キロ減り、ウエストが○センチ減るという目標が
達成できたらまだいい方ですよねハート(手書き)

多くの人は痩せるためのワクワクする目的が明確にないから
途中で、何のためにわざわざ時間を作って
筋肉痛と戦うトレーニングをしているのか
何のために大好きなケーキを絶っているのか
わからなくなって
目標が達成しないまま、ジムへ行かなくなり
むしゃむしゃ食べ始めてしまうって事だって・・・あははA^^;)

実は、○キロや○センチという数字が、心を動かすのではなく
○キロ、○センチ痩せて・・・

綺麗になった自分が海辺を歩いて
周りの男性の視線を釘付けにしてるとか

綺麗になった自分をカレが笑顔で褒めてくれて
天にも昇る気持ちになっているところをイメージできるから
行動できるんですね

「痩せるために痩せる行動をする」のでは
行動すらが面白くないし
そうだと少し数字が落ちたら満足し
なかなか数字が落ちないとイライラして
気分はいつも不安定、ギスギスしますよね怒ってる

そこで、「痩せて綺麗になることで、ダイエットに成功しただけでなく
仕事や人間関係に対する自信がついた自分」

ダイエットという目標に向かわせる『目的』としてより明確に描いたら

体重が○キロ減って、ウエストが○センチ細くるという目標が
周りから見たら非常識な数字であっても
その目標を達成するためには
激しいトレーニングや厳しい食事制限があっても、
ワクワク目がハート楽しみながら向かっていけるんですね

痩せるNO.1理論

スポーツも勉強もビジネスもそうですよね~スマイル

「1番を取るのが目標!」1番目指して努力しますが
「目的」の無いままの努力は、目標になかなか近づかないと
努力するのが苦しくなって何かの拍子に諦めてしまいます

逆に、1番を獲り続けると1番に飽き
魅力を感じなくなって燃え尽きてしまいます
(飽きるほど1番獲ってみたいな~)

やる気マンマンでその「目標」に向かえる、
ワクワクするような「目的」をもっていたら
諦めず、燃え尽きず、ウキウキワクワクどきどきハート楽しく生きられるんですね

飛込競技2.jpg

金戸さんとのお話し、じ~んと感動だったので、
嬉しくなってメンタルトレーナーの臼井博文さんにお話ししました

臼井さんは、飛込競技のナショナルチーム、静岡県代表チーム
両チームのメンタル指導もされているんです


臼井 : 指導者の仕事ってなんだと思います?

女神 : 技術指導。。。。。ですよね?

臼井 : そうです。指導者は、技術指導はもちろんします
     それは出来て当たり前なんです
     それは必要条件で充分条件ではないんです

     スポーツは、「優勝する」とか「メダルをとる」とか
     目標を達成し、結果が出ないと認められない厳しい世界

     だから高い技術や戦術を教えてあげたり
     優勝したらまた次の大会の優勝と目標だけを与えても
     選手達の心は奮い立たない

     目指す「目標」が見上げるくらいの壁のようなものであっても
     それに楽しみながらガンガンぶつかっていく位の
     ワクワクするような「目的意識」を選手達に持たせることが
     必要なんです
 
     でも、ナショナルチームも、県代表チームも、金戸さんも
     そこにおられたコーチ達は、みんなそのことが分かってる指導者
    「目的意識」を与えることを生き甲斐にしている
     高いレベルの指導者     飛込みが大好きで、自分が大好きな飛込みを
     子供達にも大好きになってもらおうと、
     いつも工夫して指導されている“熱い”指導者ばかりなんですヨ!!

私が嬉しくて話したことなんですが、私の話を聞いた臼井さんのほうが
感動していました

目標に楽しくチャレンジするには、ワクワクするような目的意識
普段の生活にも取り入れたら、何でもできるようになる気がします

また、スポーツから成功法則を教えてもらっちゃいました

やっぱり、スポーツは文化なんですね!