「生き残った事だけが収穫でした」
え~そうなの
だって、防衛成功したじゃないですか
おめでとうございます
IBF世界ライトフライ級チャンピオン八重樫東選手。
5月8日、同じ大橋ジムの2階級制覇チャンピオン井上尚弥選手との
W世界タイトルマッチを防衛しました。
冒頭は、八重樫選手の試合後のインタビューの一言。
発言はいつも謙虚。
結果を見れば「防衛成功」
でも、自分のイメージと比べるから
謙虚な発言になるんだなあと思います。
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「気持ちの入れ方が甘かったのかな」と八重樫がポツリ。
松本トレーナーはローマン・ゴンザレス(ニカラグア)との
大激闘に敗れた後のペドロ・ゲバラ(メキシコ)戦を例に
とって、「3階級制覇を達成したことで周囲からはたくさん
おめでとうと言われたと思う、(挑戦者の時と)同じ心を
作るのは楽でない」と前日の計量の時に話していたが、
あるいは我を通して実現したL・フライ級でのリベンジを
果たしたことは、3階級制覇以上に大きな達成感だった
かもしれない。
<BOXING BEAT より>
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まず、チャンピオンになったのだから、
強いのはあたりまえ
でも、防衛や連覇に成功するのは、
これまで以上に強い‘見えない敵’と戦わなければなりません。
◆頭から水をかけることば
すごい
おめでとう
やったね
これまで、この勝利のために死ぬほど努力して
がんばってきた選手を賞賛するのもあたりまえです
選手にとっても目標の一つは
応援してくれるみなさんに喜んで貰うことです。
八重樫選手も、
「日曜日に自分の試合をみて、
月曜日「がんばろう」と思ってもらえたらうれしい」と
試合前に発言もしていました。
その喜んでくれる姿がモチベーションになって
がんばってこれたはずです。
でも、その喜びに長くつかりすぎてしまうと
バーンアウトを起こす原因にもなります。
目標を成し遂げたときこそ、
「まだまだこんなもんじゃない」と自分に言い聞かせることが大事。
自分自身で、頭から水をかけるような言葉をかけることで
更なる防衛へ気持ちを切り替えていくことができるそうです。
頭から水をかける言葉。
これはアスリートだけでなく、日常私たちにも使えるノウハウです。
うまくいった時こそ、「まだまだこんなもんじゃない」。
更に成長していく自分をイメージしていけます
*4月10日、富士で行われた原隆二選手の試合の控室で。
生き残っただけが収穫でした。
ある意味、八重樫選手の激闘を制した実感でもあったと思いますが
次への闘志を感じました。
痛めた体を癒して、さらなる防衛に向かってください
応援しています
八重樫東オフィシャルブログ
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